現在、70銘柄と多数に投資している米国株ポートフォリオについて、順番にご紹介しています。

今回は第2回【米国株】投資先のご紹介(生活必需品セクター)に続く第3回です。

本日はマイ・米国株ポートフォリオの中で3番目にウエイトの大きな一般消費財セクターの銘柄をご紹介します。

「消費者」目線の実感がイメージしやすいセクター

・企業にもいろいろあります。メーカー、サービス産業・・・。この一般消費財・サービスセクターは、その企業が提供するものを直接消費者が「触れる」ことができる。そんな企業群です。
・これが素材産業(化学)なんかだと、同業のA社とB社の製品の違いを肌感覚で私たち個人投資家が知ることは難しいのですが、当該セクターでは投資家以前に「消費者」として、ある程度評価が可能です。なので、投資先を選ぶ場合にも、自分である程度実感を持って選ぶことが出来ます。

誰でも知っている7銘柄

では、どんな銘柄に投資しているのが具体名を挙げていきます。

アマゾン・ドット・コム(AMZN)

・このセクターとしてでなく、現在、米国株(個別株)の中で一番大きな投資となっているのが、アマゾンです。

・私の米国株の一番最初の投資先がアマゾンでした。今でも、時価総額上位先の中で、一番有望だと考えています。私の考えでは、いずれ時価総額No.1がアマゾンの定位置になると睨んでいます。

ナイキ(NKE)

・その次(アマゾンとはかなり差がある)にウエイトが高いのがシューズなどスポーツ用品世界首位のナイキです。
・同業他社との比較では、デジタル(オンライン)での販売を上手に進めている印象です。市場が大きな中国でも着実に販売を伸ばしています。その分「中国リスク」も高い銘柄ですが、中長期の投資を考えているので特に気にしていません。

マクドナルド(MCD)

・米国株投資家の間で人気の高いマクドナルドですが、実は消費者目線ではマクドナルドはあまり好みではありません。しかし、投資は自分の好みだけで判断するものではないので、そこは目をつむって投資しています。
・投資している時も投資していない時も、ずっとフォローして見ていると、守りに強い銘柄の印象です。

ウォルト・ディズニー(DIS)

・東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドがテーマパークおよびそれに付随する商品・サービスにビジネス領域が限定されているのに対し、本家ディズニーは映画・ゲーム制作、放送など幅広く展開しており、総合娯楽産業と形容するのが適当でしょう。
・動画配信については、ネットフリックスとの競争など、決して楽ではありませんが、3月の株価急落の機会を捉えて再投資しました。

スターバックス(SBUX)

・スターバックスは一時調子が悪かったですが、モバイル注文の導入、アリババやウーバーイーツとの提携など矢継ぎ早に新戦略を打ち出し、元気が出てきました。
・売上高の面では、圧倒的にアメリカが大きいですが、中国にもかなり前のめりで進出しています。中国でのライバルであるラッキン・コーヒーにおいて粉飾決算が発覚。今後の行方が注目されます。
・スターバックスも3月に再エントリーしました。

ドミノ・ピザ(DPZ)

・ピザハットに次ぐ世界2位の宅配ピザチェーン。直営店ではなく、殆どがFC展開です。この銘柄は日本のひふみ投信が投資しているのにヒントを得て、新型コロナウイルス「巣篭もり銘柄」の一つとして投資しました。

アリババ(BABA)

・最後が中国企業のアリババです。NY市場にADRで上場しているため、その他のADR銘柄(ユニリーバなど)と同様、米国株ポートフォリオとして管理しています。
・中国のEコマース最大手、日本のソフトバンクGが筆頭株主です。実はアリババには上場(2014年)後、まだそれほど経っていない2016年に一度投資していたのですが、粉飾決算疑惑が浮上した際、気持ち悪くなり売却した経緯があります。
・アマゾンなどと比べて割安感があったこともあり、3月に再投資しました。ただ、現在、アメリカが主に中国企業を念頭に置いて海外からの上場企業に対して締め付けを強化していることから、仮に当社が米国上場をやめる事態になった場合には、再度売却するかもしれません。

なお、以下の順番で他のセクターの投資先についてもご紹介する予定です。

第4回:資本財(10.09%)
第5回:ヘルスケア(8.62%)
第6回:金融(8.15%)
第7回:コミュニケーション(3.86%)
第8回:エネルギー(3.01%)
第9回:ETF(8.90%)

I hope you like it.(提供:Investing.comより)

著者:エル