株をちゃんと安い時期に買えていますでしょうか?
私は自分でも十分わかっているのですが、株の買い時を判断する能力がありません。
感覚だけに頼って投資していると「自分、天才かな?」と思うくらい見事に高値を掴み、すぐにマイナス含み益を叩き出すので嫌になるくらいです。なので、自分の感覚に頼らずにできるだけ数字に頼って「買い時」を判断するようにしています。
「株価が最高値から何%下落したら買う」など方法は無数にありますが、「数ヶ月に1回の買い時」や「1年に一度の買い時」を判断したいなら、RSI(相対力指数)という数字を使って株の買い時かどうかを調べる方法がわりとしっくりときていて、気に入っています。
この記事では、株の「買われすぎ」や「売られすぎ」を数値化したRSIの簡単な調べ方を紹介します。
この記事のポイント
- 買われすぎ、売られ過ぎを調べる方法の一つに、RSI(相対力指数)がある。
- RSIが高い場合は株が買われすぎ(売り時)、低い場合は売られすぎ(買い時)を意味する。
- TradingViewというツールを使って、RSIを簡単に表示する方法を紹介。
RSI(相対力指数)とは
RSIは今の市場の価格が買われ過ぎか、売られ過ぎかを数値化したものです。
RSI(相対力指数)
- RSIが大きければ、買われすぎ(売り時)
- RSIが小さければ、売られすぎ(買い時)
もう少しだけちゃんと説明すると、「一定期間の株価の変動幅のうち、上昇幅はどれくらいか割合を数値化したもの」です。
例えば日単位で値動きを見た場合に、14日間で全て上昇していたら(ありえないですが)100、14日間の上昇幅と下落幅が同じなら50、14日全てで下落していたら0といった具合に、大きく買われるほどRSIは大きくなります。
より具体的に計算方法を知りたい方は、auカブコム証券で詳しい紹介をしていますので、御覧ください。
RSIを使って買い時を調べる
私は「数ヶ月に一度の買い時」や「1年に1度程度の買い時」を見分けるのにRSIが使えると思って、よくこの数字を眺めています。
たとえば、米国株(S&P500)が1年に1回程度の買い時の状態にあるかどうかを調べるために、14週間のRSIが30を下回った期間を下の図のように表示してよく眺めています。
上の図ではRSIが30を下回った期間をオレンジ色で表示していますが、売られすぎ期間が終わるタイミングで株を購入すれば、そこそこ安い株が購入できているように見えます。
少なくとも私が直感的に買いだと判断するよりも、かなり良い判断です。
TradingViewを使ったRSIの調べ方
RSIを自分で計算するのは大変なので、TradingViewというツールを使って簡単に調べる方法を3ステップで紹介します。
(1)TradingViewでS&P500を開く
まず、TradingViewでS&P500のグラフを開きます。
(2)RSIを表示する
グラフにRSIを表示させます。下記図のように手順を踏んで、クリックします。
(3)RSIの設定を変更する
RSIを算出する期間を変更した場合は、以下の図のように設定してください。デフォルトが14なので、私は14のまま使っていることが多いです。
またグラフに色を塗るRSIの範囲を変更させることも出来ます。
設定は以上です。お疲れさまでした。あとは思う存分、設定をいじったり、グラフを日単位や週単位にしてRSIの変化をみたり、楽しんでください。(提供:Investing.comより)
著者:YUTA