つみたてNISAの金融機関にネット証券大手の「SBI証券」を検討中ですか? SBI証券でつみたてNISAをする場合に参考にしていただきたいおすすめの3銘柄をご紹介します。

SBI証券のつみたてNISAは対象銘柄が160本以上あります。その中から「コスト」「リスク」「リターン」を基準に厳選しました。

つみたてNISAの銘柄選びのコツや、SBI証券の便利なツールについてもご紹介します。SBI証券のつみたてNISAが気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

SBI証券のつみたてNISA3つのおすすめポイントと4つの特徴

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(画像=tamayura39/stock.adobe.com)

SBI証券のつみたてNISAでおすすめ銘柄をお伝えする前に、まずはSBI証券のつみたてNISAにどんな特徴があるか確認しましょう。

SBI証券のつみたてNISA 3つのおすすめポイント

【SBI証券のつみたてNISA おすすめポイント】
・おすすめポイント①:160本以上の豊富な取り扱い
・おすすめポイント②:100円から積立できる
・おすすめポイント③:Tポイントが貯まる、使える

SBI証券のつみたてNISAは、投資できる銘柄の数が163本あり、豊富な選択肢から銘柄を選ぶことができます。

また、100円以上1円単位で積立金額を設定することができます。100円からできるので、まとまったお金がなくても気軽に始められますね。

積み立てた投資信託は残高に応じて「Tポイント」が付きます。持っているだけでTポイントがもらえ、貯まったTポイントは投資信託の買い付け代金に使うことができます。

SBI証券のつみたてNISA 4つの特徴

【SBI証券のつみたてNISA 4つの特徴】
・特徴①:「毎月」積立以外に「毎日」「毎週」からも選べる
・特徴②:「NISA枠ぎりぎり注文」でNISAを使いきれる
・特徴③:「カートつみたて」機能で設定がまとめてできる
・特徴④:「かんたん積立アプリ」で気軽に管理

SBI証券のつみたてNISAは、積立コースを「毎月」「毎週」「毎日」から選ぶことができます。また、「NISA枠ぎりぎり注文」も併用すれば、つみたてNISAの年40万円までの利用枠を1円まで使い切ることができます。

つみたてNISAでは複数の銘柄に同時に積立ができますが、銘柄ごとに積立設定するのは少し手間ですよね。SBI証券の「カートつみたて」機能なら、専用画面で一度にまとめて設定することができます。

積み立てた後も、「かんたん積立アプリ」で簡単に管理ができますよ。

SBI証券のつみたてNISAはこの3銘柄がおすすめ

SBIのつみたてNISA おすすめ3ファンドの概要(2020年7月31日時点)

  リターン
(直近1年)
リスク
(直近1年)
信託報酬
【コスト重視】
SBI・バンガード・
S&P500インデックス・
ファンド
6.86%
(設定来)

(1年未満の
運用のため、
評価不可)
0.0938%程度
【低リスク重視】
DCニッセイワールド
セレクトファンド
(安定型)
1.25% 2.24% 0.154%
【リターン重視】
ひふみプラス
8.48% 18.50% 1.078%以内

ここでSBI証券のつみたてNISAでおすすめの3ファンドを紹介します。

【コスト重視】SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド

できるだけ低コストで運用したい方には「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」をおすすめします。アメリカの株式指標「S&P500指数」に連動する「インデックス・ファンド」です。

運用が2019年9月26日の設定のため、リスクは評価ができませんが、設定日から7月31日までに約7%のリターンがありました。

信託報酬は0.0938%程度であり、SBI証券のつみたてNISAラインナップの中で最低クラスです。低コスト重視の方にはぴったりの銘柄ですね。

【低リスク重視】DCニッセイワールドセレクトファンド

低リスクで運用したい方には「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」をおすすめします。投資信託の値動きを示すリスクが、直近1年間ではSBI証券のつみたてNISAラインナップの中で最低クラスになりました。

リスクはあくまで過去の実績であり、「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」も、あくまで直近1年間では最低クラスのリスクであったと考えておきましょう。

投資信託は、一般に「債券」の比率が高いほどリスクが下がります。実はつみたてNISAの場合、債券だけで運用する銘柄はありません。低リスクで運用したい場合、債券の比率が高い投資信託を選ぶとよいでしょう。投資信託の運用比率については後述します。

【リターン重視】ひふみプラス

リターンを追及したい方には「ひふみプラス」をおすすめします。市場平均を超えるような運用を目指す「アクティブファンド」で、直近1年間ではSBI証券のつみたてNISAラインナップの中でトップクラスのリターンを残しました。

「ひふみプラス」は、市場平均を超える運用を目指す「アクティブファンド」の1つで、信託報酬が高く設定されている点に注意が必要です。リターンは信託報酬を加味した数値です。「ひふみプラス」は、高いコストを払っても優秀なリターンを残せたファンドともいえるでしょう。

今後も高いリターンが約束されているわけではない点にも注意しましょう。

つみたてNISA銘柄の基本的な選び方

SBI証券のつみたてNISAでおすすめの3ファンドを紹介しましたが、そもそも投資信託はどのように選べばよいのでしょうか。

自分の運用方針に応じて、銘柄カテゴリーを選別

つみたてNISAに限らず、投資信託は自分の運用方針に基づいて銘柄を選びましょう。運用方針は「リターン」と「リスク」について考えると把握しやすいかもしれません。

・リターンを重視したい場合、株式比率の高い銘柄を選ぶ
「せっかく運用するのだから、リスクを取ってでもリターンを重視したい」という方は、株式の比率が高い投資信託を選びましょう。

・リスクを重視したい場合、債券比率の高い銘柄を選ぶ
「高いリターンより、安定した運用をしたい」という方は債券の比率が高い投資信託を選びましょう。

ただし、すべての投資信託は元本保証ではありません。どの銘柄を選んでもある程度のリスクはあります。「損するのは絶対にいやだ」という場合、投資信託ではなく、銀行預金など元本保証の商品を選びましょう。

・【参考】おすすめ3銘柄の資産の比率

おすすめ3銘柄の運用比率(2020年6月末時点)

  株式 債券
国内 海外 国内 海外
SBI・バンガード・S&P500
インデックス・ファンド
0 100% 0 0
DCニッセイワールドセレクトファンド
※右とは別に、5%程度の短期金融資産
(ほぼ現金)を保有
5% 5% 60% 25%
ひふみプラス
※右とは別に、約9%の現金、
約1%の海外REIT(不動産)を保有
75% 15% 0 0

参考に、おすすめとして紹介した3銘柄の運用比率をチェックしてみましょう。

「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」と「ひふみプラス」は株式の比率が高く、ある程度高いリターンが期待できます。

「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」は債券の比率が高く、リスクの低い運用が期待できます。

同じカテゴリーの中でも信託報酬が安い銘柄を選ぶ

株式や債券の運用比率で投資信託を大まかにカテゴリー分けしたら、その中でも信託報酬が安い銘柄を選びましょう。

基本的にはインデックスファンドがおすすめ

つみたてNISAでは長期投資が前提です。長期投資では信託報酬の違いが大きな差になってしまいます。できるだけ信託報酬が安い銘柄を選びましょう。

信託報酬は「アクティブファンド」より「インデックス。ファンド」の方が安くなります。より高いリターンを追及する場合にはアクティブファンドでもいいですが、基本的にはインデックス・ファンドから選びましょう。

SBI証券の「つみたてNISAシミュレーション」もおすすめ

ここまで、つみたてNISA銘柄の基本的な選び方をご紹介しました。「それでもよく分からない」という方は、SBI証券の「つみたてNISAシミュレーション」ツールを利用してみてはいかがでしょうか。

運用目標からおすすめ銘柄を教えてくれるサービス

SBI証券の「つみたてNISAシミュレーション」は、つみたてNISAで運用する銘柄選びをサポートしてくれるツールです。

備えたいライフイベントやリターンなどから運用プランを選択すると、希望に沿う具体的な銘柄を教えてくれます。

利用は無料 口座が無くても利用できる

「つみたてNISAシミュレーション」ツールはSBI証券HPからどなたでも利用できます。口座の開設もいりませんので、銘柄選びの参考にしてみてはいかがでしょう。

SBI証券のつみたてNISAの口コミは?

実際にSBI証券でつみたてNISAを使っている方はどう思っているのか、少し気になりますよね。SBI証券でつみたてNISAをしている「Tさん」の口コミを紹介します。

SBI証券でつみたてNISAを開設したきっかけ

TさんがSBI証券でつみたてNISAを開設したのは「オリコン顧客ランキング」でSBI証券が上位だったことがきっかけだったようです。

ほかに、SBI証券のつみたてNISAの取り扱いが豊富だった点、またSBI証券のアプリの使い勝手が良さそうだった点も、選んだ理由になったそうですよ。

【SBI証券でつみたてNISAを開設したきっかけ】
・きっかけ①:オリコン顧客ランキングで上位だった
・きっかけ②:取り扱い銘柄が豊富でお得に感じた
・きっかけ③:スマホやタブレットアプリの使い勝手がよさそうだった

SBI証券を使っていて、良かったこと

Tさんはパソコンメインで利用しているようですが、画面が見やすく、経済ニュースもポイントをおさえていて分かりやすいと感じているそうです。

オンラインセミナーが頻繁にある点も、Tさんには嬉しいポイントでした。スマホ1つで旬な話題を閲覧でき、街のセミナーだと「勧誘されるかも」と不安だったTさんにとってメリットが大きいようです。

SBIグループの「住信SBIネット銀行」との連携サービス、「即時決済サービス」も便利に感じているそうです。即時決済サービスは、住信SBIネット銀行の口座からすぐに入金できるサービスです。

【SBI証券を使っていて、良かったこと】
・良かったこと①:経済ニュースが見やすい
・良かったこと②:オンラインセミナーが頻繁で嬉しい
・良かったこと③:住信SBIネット銀行との「即時決済サービス」が便利

SBI証券の、少し残念なところ

SBI証券はTポイントが貯まるサービスがありますが、あまりTポイントを使わないTさんの場合、SBI証券のポイントサービスはそれほど嬉しくないようでした。

【SBI証券の、少し残念なところ】
・Tポイントが貯まるが、あまり使わない

つみたてNISAは「リターン」「リスク」「コスト」で銘柄を選びましょう

SBI証券のつみたてNISAは選択肢が豊富に用意されています。選択肢が多いことはいいことですが、選ぶのが少し大変かもしれませんね。

つみたてNISAの銘柄選びは、まず「リターン」「リスク」から投資信託を大まかなカテゴリーに分け、その中で「コスト」が安い銘柄を選びましょう。記事でご紹介した3銘柄や、SBI証券の「つみたてNISAシミュレーション」を参考にしてもよいかもしれません。

つみたてNISAは長期の資産形成に有効な優遇制度です。しっかり銘柄を選び、上手に活用しましょう。

文・若山卓也(ファイナンシャルプランナー)
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動しています。関心のあるジャンルは資産運用や保険、またお得なポイントサービスなど。お金にまつわることなら幅広くカバーし、発信しています。AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有。

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