ネット証券で人気の楽天証券。SBI証券と比較しても大きな違いが見つからず、どちらに口座を開設するか迷ってしまう人もいるのでは?今回はネット証券の中でも比較的人気の高い楽天証券の特徴とメリット・デメリットを紹介する。

1,楽天証券とSBI証券の違いを比較

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(画像=Bro Crock/Shutterstock.com)

楽天証券とSBI証券、どちらのネット証券で口座を開設するか決めかねているなら、両社の違いを洗い出してみるとよいだろう。どちらのネット証券が自分の望む投資スタイルに合っているか再考するのが近道だ。

楽天証券とSBI証券の比較一覧

楽天証券とSBI証券の口座情報を比較したのが次の表だ。 手数料では並ぶ両社だが、IPO取り扱い数や外国株の取り扱いの幅広さではSBI証券に軍配が上がる結果となった。

2,楽天証券のメリット1,使い勝手の良い楽天証券のポイント

楽天証券では、取引に応じて「楽天スーパーポイント」か「楽天証券ポイント」のいずれかが付与される。ハイペースで貯められて、貯まったポイントの使い道も多いため、楽天グループの共通ポイントである「楽天スーパーポイント」を選択するほうが断然便利だ。

楽天証券のWebサイトで、事前に受け取るポイントを「楽天スーパーポイントコース」に設定しておくことを忘れないようにしたい。

楽天スーパーポイントの貯め方……大口顧客なら取引手数料の2%を還元

楽天証券のポイントプログラムでは、1約定ごとの手数料体系である「超割コース」で定められた取引手数料に対して、楽天グループ共通の「楽天スーパーポイント」が1%分付与される。1日もしくは1ヵ月の取引基準に応じて「大口優遇」と判定されると、楽天スーパーポイントの付与率が取引手数料の2%にアップする。

投資信託の月末残高が50万円以上あれば、残高に応じたポイントを受け取ることもできる。

さらに、楽天銀行との口座連携サービス「マネーブリッジ」に申し込み、「ハッピープログラム」にエントリーすると、各種取引の手数料100円ごとに1ポイント、あるいは投資信託の残高10万円ごとに4ポイントが付与される。

また家族や友達を紹介しても、期間限定のキャンペーンなどに応募しても、楽天スーパーポイントが貯まる。

楽天スーパーポイントは「ポイント投資」にも使える

楽天証券で貯まった楽天スーパーポイントは、楽天ポイントクラブで取りまとめられているので、楽天市場や楽天グループ各社、または楽天ポイントが使える街中の店舗でも使用することができる。

楽天証券らしい楽天スーパーポイントの使い方といえば、「ポイント投資」だろう。ポイント投資には、「投資信託または積立投信の買付」と「国内現物株式の買付」がある。

積立投信のポイント投資を楽天カード決済にすると、楽天カードでも100円につき1ポイントを貯められる。投資信託の一括購入、積立を問わず、投資信託のポイント投資では「ポイント+1倍」のポイントが加算される。

楽天スーパーポイントを使った国内現物株式の買付は、NISA口座での購入やPTS夜間取引にも対応しているため、株式取引が中心の人でも、楽天スーパーポイントを十分活用できる。

対するSBI証券のポイントプログラムはTポイント

SBI証券のポイントプログラムは、Tポイントが採用されている。マイレージサービスとして、国内株式取引の月間合計手数料の1.1%相当を獲得できる。あるいは投資信託の保有残高、もしくは金・銀・プラチナ取引の月間合計手数料の1.0%相当がTポイントで付与される。また株式の移管入庫、新規口座開設、期間限定のキャンペーンでもTポイントを貯めることができる。

貯まったTポイントは、投資信託の購入やTポイント加盟店で使用することができる。

楽天スーパーポイントを使った楽天証券とTポイントを使ったSBI証券、ポイントプログラムだけで比較すると、現在積極的に貯めているポイントがあれば、そのポイントを採用している証券会社を選んだほうがポイントを有効活用できる。

どちらのポイントでも構わないのであれば、貯めやすさと使いやすさで圧倒的に有利な楽天スーパーポイントを使った楽天証券がおすすめだ。

3,楽天証券のメリット2,トレーディングツールの最高峰「MARKET SPEED Ⅱ」を無料で利用できる

MARKET SPEED Ⅱは、楽天証券の高機能パソコン用トレーディングツール「MARKET SPEED」の後継だ。マーケットスピードの「武蔵」やチャート機能をパワーアップさせ、プロが使う自動売買テクニックを「アルゴ注文」として搭載した優れものだ。

このプロ仕様のトレーディングツールを、楽天証券のユーザーなら誰でも無料で利用できる。現在は国内株式のみが対象で、Windowsにしか対応していないが、国内株式取引を極めたい人でWindows機を使っている場合は、最高の取引環境であることは間違いないだろう。

国内株式だけでなく、米国株式や為替、日経225先物・オプション、海外先物も取引したい人、あるいはMacユーザーは「MARKET SPEED」を利用するといい。マーケットスピードは投資家からの評価の高い高機能トレーディングツールであり、オールラウンドな使い方ができる。Mac版も提供されており、しかも使用料は無料だ。MARKET SPEED Ⅱでなくとも、利用価値は十分ある。

4,楽天証券のメリット3,楽天銀行との口座連携サービスでお得感を実感できる

楽天証券であれば楽天銀行、SBI証券であれば住信SBIネット銀行のように、どちらのネット証券にも資本関係のあるインターネット専業銀行があり、証券口座と銀行口座を連携させることができる。

楽天では「マネーブリッジ」、SBIでは「ハイブリッド預金」に申し込むと、

・証券口座と銀行口座間での無料の資金移動
・普通預金金利の優遇
・銀行預金残高を証券口座の買付余力に反映
・証券口座から銀行口座への夜間の資金自動出金(スイープ)

お得なサービスを受けられるようになる。

どちらでも、証券口座単体を持っているよりも、銀行口座と連携させた方がメリットはある。しかし、楽天証券と楽天銀行の口座連携サービス「マネーブリッジ」のほうが、初心者投資家でもお得度を実感しやすい特徴がある。

特徴1,マネーブリッジの優遇金利は通常の100倍に

楽天証券と楽天銀行のどちらにも口座を持っている人がマネーブリッジを申し込むと、楽天銀行の普通預金金利が年利0.1%(以降、年利率はすべて税引前)にアップする。(2020年5月11日現在)SBIハイブリッド預金の優遇金利が0.01%であることを考えると、かなり高い利率と言える。

年利0.1%といえば、メガバンクの普通預金金利0.001%の100倍だ。毎晩スイープ(自動出金)によって証券口座の資金が銀行口座に集められるため、普通預金金利がより高いほうが資金効率は良くなる。

楽天証券ユーザーにとっては、投資に回す予定の余裕資金を証券口座に寝かしたままにするのではなく、年利0.1%とスイープで、着々と増やすことができればありがたいはずだ。

楽天銀行ユーザーにとっても、楽天証券に口座を開設してマネーブリッジを申し込めば、0.1%の優遇金利が適用されるので、資金を無駄なく運用できるだろう。

特徴2,「ハッピープログラム」で効率的にポイントが貯まる

さきほど触れたように、楽天証券と楽天銀行のマネーブリッジを申し込んで、ハッピープログラムにエントリーすると、楽天スーパーポイントをより効率的に貯められるようになる。

貯まったポイントは買い物に使うのも、投資に充当するのも自由だ。どちらも、すぐにでも活用できるので、証券と銀行の連携サービスの効果を実感しやすいだろう。

5,楽天証券のデメリット――IPO投資や外国株はSBI証券に軍配

安い手数料や取り扱う金融商品の種類の多さ、グループ銀行との口座連携など、楽天証券とSBI証券には類似点も多く、楽天証券特有のサービスや楽天証券で口座開設することによるメリットもたくさんある。

ただし、IPO投資や外国株に興味がある人には、SBI証券のほうが魅力的に映るかもしれない。

IPO投資はSBI証券の圧勝

SBI証券は2019年度にIPO銘柄全92銘柄中86銘柄を取り扱っており、業界第1位の実績がある。IPOの抽選に外れてもIPOチャレンジポイントプログラムで次回以降に当選確率が高くなる仕組みもある。

近年は楽天もIPOの取扱銘柄件数を増やしており、2019年度は28社のIPO取扱実績があった。とはいえ、IPOを中心に株式投資を行う予定なら、SBI証券のほうが適していることは間違いない。

外国株は国数も余力の取り扱い方もSBIの方が便利

外国株取扱国数についても、楽天証券が6ヵ国であるのに対して、SBI証券はネット証券第1位の9ヵ国だ。

さらに、SBI証券と住信SBIネット銀行に口座があれば、住信SBIネット銀行の外貨普通預金から外貨のまま無料でSBI証券口座に入金できる。金融機関の間の外貨送金では、通常は高い入出金手数料が発生し、日本円から外貨への換金にも為替手数料がかかる。SBIの外貨送金無料サービスは、外国株を頻繁に売買する人にとっては非常に大きなメリットと言えるだろう。

外国株に興味がある場合は、SBI証券を選ぶと、取扱国数の多さや外貨送金手数料無料によって取引のチャンスが増えるかもしれない。

6, 楽天証券とSBI証券の国内株式売買代金ランキングTOP20――2大証券で人気の銘柄を比較

それぞれの強みを打ち出している楽天証券とSBI証券。本項では、この2大ネット証券で取引されている人気銘柄に違いがあるかどうか、確認してみよう。実際に口座を開設して、銘柄を選ぶ際の参考になるはずだ。

取り上げるのは、楽天証券とSBI証券が公表している国内株式売買代金デイリーランキング。2020年9月17日の実績で、両社での人気銘柄TOP20を「買い」と「売り」で比較する。

楽天証券の国内株式売買代金ランキングTOP20

順位 買い 売り
銘柄名 銘柄名
1 ソフトバンクグループ<9984> ソフトバンクグループ<9984>
2 NF日経レバレッジ<1570> NF日経レバレッジ<1570>
3 チェンジ<3962> チェンジ<3962>
4 任天堂<7974> 任天堂<7974>
5 サンバイオ<4592> サンバイオ<4592>
6 BASE<4477> NF日経ダブルインバース<1357>
7 レーザーテック<6920> サンバイオ<4592>
8 ソフトバンク<9434> BASE<4477>
9 ソニー<6758> レーザーテック<6920>
10 NF日経ダブルインバース<1357> アンジェス<4563>
11 東日本旅客鉄道<9020> ソニー<6758>
12 ステムリム<4599> 東日本旅客鉄道<9020>
13 アンジェス<4563> 楽天<4755>
14 Mマート<4380> ステムリム<4599>
15 ティアンドエス<4055> ティアンドエス<4055>
16 エムスリー<2413> Mマート<4380>
17 ファーストリテイリング<9983> エムスリー<2413>
18 ITBOOKホールディングス<1447> ITBOOKホールディングス<1447>
19 楽天225ダブルブル<1458> ファーマフーズ<2929>
20 三菱UFJフィナンシャルG<8306> KDDI<9433>

SBI証券の国内株式売買代金ランキングTOP20

順位 買い 売り
銘柄名 銘柄名
1 ソフトバンクグループ<9984> ソフトバンクグループ<9984>
2 NF日経レバレッジ<1570> NF日経レバレッジ<1570>
3 任天堂<7974> チェンジ<3962>
4 チェンジ<3962> 任天堂<7974>
5 ソニー<6758> ソフトバンク<9434>
6 ファーストリテイリング<9983> BASE<4477>
7 BASE<4477> NF日経ダブルインバース<1357>
8 サンバイオ<4592> アンジェス<4563>
9 ティアンドエス<4055> ティアンドエス<4055>
10 ソフトバンク<9434> ソニー<6758>
11 アンジェス<4563> サンバイオ<4592>
12 レーザーテック<6920> ファーストリテイリング<9983>
13 NF日経ダブルインバース<1357> レーザーテック<6920>
14 東日本旅客鉄道<9020> リクルートHD<6098>
15 雪国まいたけ<1375> 東日本旅客鉄道<9020>
16 Mマート<4380> Mマート<4380>
17 三井住友フィナンシャルG<8316> ITBOOKホールディングス<1447>
18 ITBOOKホールディングス<1447> 雪国まいたけ<1375>
19 ステムリム<4599> ステムリム<4599>
20 東海旅客鉄道<9022> 三井住友フィナンシャルG<8316>

楽天証券内の2020年9月17日(前場・後場)売買代金TOP3は「買い」と「売り」、ともに第1位「ソフトバンクグループ」、第2位「NF日経レバレッジ」、第3位「チェンジ」であった。

対するSBI証券内の同日売買代金TOP3は、「買い」と「売り」ともに第1位が「ソフトバンクグループ」、第2位が「NF日経レバレッジ」であり、楽天証券と同じ結果となった。第3位は買いが「任天堂」、売りは「チェンジ」で、若干の違いが見られた。

以下に、両社の2020年9月17日の売買代金ランキングTOP3銘柄の中で、投資家に買われた銘柄を簡単に紹介していこう。

第1位,ソフトバンクグループ<9984>――売買代金上位銘柄の常連、投資に積極的

ファンドによる投資事業を主力とする企業。子会社には携帯電話関連サービスを提供するソフトバンク<9434>を抱える。米国での移動通信サービス事業や、マイクロプロセッサ―のIPや関連テクノロジーの設計などを行う事業、福岡ソフトバンクホークスの運営関連事業も手掛ける。

2020年3月期はコロナショックを背景とした投資事業の不調によって営業赤字に転落したが、2021年3月期は評価損縮小により黒字回復を予定。

国内通信のソフトバンク事業は好調を維持している。

第2位,NF日経レバレッジ<1570>――インデックス型ETFの定番中の定番

「NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」が正式名称。野村アセット・マネジメントが運用管理を行っている。

対象指標である日経平均の2倍の値動きを目指して運用されている上場投資信託の一つ。

日経平均を指標とする数多くのETFの中ではダントツの人気を誇っており、個別銘柄とETFを含めた業界全体の売買代金ランキングでも常にTOP3までにランキングされている。

第3位,チェンジ<3962>――完全子会社運営のふるさと納税サイトが絶好調

スマホ、ビッグデータ、クラウドを使った業務効率化支援が主力。

新型コロナウイルス関連企画(遠隔研修など)や完全子会社のふるさと納税サイトが奏功し、純利益増加。2021年9月期は自治体向けITサービスの収益が業績伸長に寄与する見込み。

2020年9月中旬には、地銀向けのデジタルフォーメーション支援サービス拡充や、サイバーリスク対策が主力の米サイバーコンとのパートナー契約締結と国内市場向けサービスの展開などが相次いで発表された。こうした発表が好感され、株価が続伸した。

菅政権の「デジタル庁」新設構想による官公庁DX化に対する期待感が好材料となり、株価を押し上げている。

第3位,任天堂<7974>――「あつまれ どうぶつの森」が好調、定番人気の値がさ株

ゲーム機ハードとソフトで世界首位。新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり消費で、任天堂をはじめとするゲーム関連銘柄に関心が集まっている。

任天堂では、「あつまれ どうぶつの森」がユーザー層の拡大も寄与して絶好調。好採算のダウンロード販売の拡大も堅調で想定超の伸び。増産によりゲーム機「スイッチ」の品薄も解消。年末に向けて、新作ゲームの発売が続く。

ゲーム会社の業績が好調なこともあり、任天堂はじめ、ゲーム関連銘柄への関心はますます高くなる模様。

7,楽天証券とSBI証券のランキングで注目したい銘柄8選

楽天証券とSBI証券の売買代金上位には、どちらにも同様の銘柄がランクインしており、証券会社を問わず、特定の銘柄が幅広い層に注目されていることがわかる。

ここでは、TOP20銘柄の中で、楽天証券だけにランクインしている5銘柄と、SBI証券だけにランクインしている3銘柄の事業概要や近況を紹介しよう。

楽天証券の売買代金ランキングに登場する注目5銘柄 楽天やエムスリーなど

楽天証券内の売買代金TOP20で、楽天だけにランクインしたのは以下の5銘柄だ。楽天モバイルの広告宣伝で話題を集める「楽天」、楽天証券の定番人気ETFである「楽天225ダブルブル」、ウィズコロナで医療従事者支援事業が堅調な「エムスリー」、例年高配当銘柄として注目される「三菱UFJフィナンシャル・グループ」、そしてauを中心とする国内通信事業を手掛ける「KDDI」。

・楽天証券注目銘柄1,楽天<4755>――「楽天市場」で国内ネット通販最大手、携帯事業も
コロナ禍による需要増で、楽天市場を中心とするインターネット通販事業は堅調。インターネットを介してサービスを提供する楽天銀行、楽天証券、楽天カードなど、フィンテック事業も好調だ。

2020年4月に本格参入した携帯キャリア事業では、およそ3カ月間で累計契約申込数が100万回線を突破した。一方で、基地局の開設などをはじめとするモバイル事業の設備投資や物流事業への投資がかさんでいる。

・楽天証券注目銘柄2,エムスリー<2413>――ウィズコロナで医療従事者支援事業に需要
インターネットを活用する医療関連サービスの情報提供を事業の柱とする。とくに有名なのが医療従事者専門サイト「m3.com」で、専門医療情報に特化したニュースやサーチエンジン、文献検索、独自コンテンツなどを展開している。ほかにも製薬会社MRへの情報提供や医療従事者転職サイトなど幅広く手掛ける。

製薬会社のデジタルトランスフォーメーションへの構造変化が急速に進展して需要が急増し、増収増益に貢献した。

・楽天証券注目銘柄3,楽天225ダブルブル<1458>――楽天が運用する日経平均連動型ETF
楽天投信投資顧問が運用するインデックス型ETF。対象指標である日経平均の日々の変動率の2倍の値動きをするように運用されている。

通常は、楽天225ダブルブルの売買には国内株同様の取引手数料が発生するが、楽天証券で同ETFを売買すると取引手数料が無料になることもあり、楽天証券内では定番人気のETFとなっている。

・楽天証券注目銘柄4,三菱UFJフィナンシャルG<8306>――高配当利回りの国内最大金融グループ
三菱UFJフィナンシャル・グループ株は高配当利回り銘柄として知られている。2020年9月17日現在では、9月期配当狙いの買いが下値を支えており、株価は頑強な値動きをみせていた。

業績面では、2021年3月期第1四半期は、市場事業やグローバルコマーシャルバンキング事業が大幅増益となった。それに反して、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界的な信用リスクが増大したため、与信関係費用総額や退職給付費用が大きく膨らんだ。

・楽天証券注目銘柄5,KDDI<9433>――テレワーク需要で業績好調な連続増配企業
2020年3月期において18年連続増配を実施しており、2021年3月期も前年度比+4.3%の増配を予定している。2020年9月17日現在では9月期配当を目的とする買いによって株価は堅調に推移。

翌日9月18日の総務相による携帯電話料金引き下げに関する発言が材料視され、KDDIを含めた携帯電話3社の株価は大幅に下落した。

2021年3月期第1四半期の連結業績は、コロナ禍の営業自粛により、携帯端末販売が大幅に減少した。その反面、販促費縮小やUQモバイル契約増、クラウドアプリやリモートアクセス、ビデオ会議申込件数増、電力やコンテンツ事業の伸長もあり、営業増益となった。

前身のDDIは京セラ創業者である稲盛氏を中心に設立された。2020年9月現在の筆頭株主は京セラ<6971>、第2位株主はトヨタ自動車<7203>である。

SBI証券の売買代金ランキングに登場する注目3銘柄 雪国まいたけ、リクルートなど

売買代金TOP20のうち、SBI証券内だけにランクインしている企業は、「リクルートホールディングス」、「雪国まいたけ」、「東海旅客鉄道(JR東海)」の3社。

・SBI証券注目銘柄1,リクルートホールディングス<6098>――株価が堅調な求人情報サービス大手
2020年9月以降、リクルートHDの株価は堅調に推移。同時期の国内株式市場においては同社の値上がり率と日経平均寄与度もどちらも高い。

2021年3月期第1四半期の連結業績は、大幅な減収減益となった。売上の大部分は広告収入であり、新型コロナウイルス感染症拡大による景気停滞が大幅な減収減益につながったためだ。新型コロナウイルス感染症対策のための追加費用や子会社売却損といったその他の営業費用がかさんだことも、大幅な営業減益の直接的な要因となっている。

国内の人材派遣事業は堅調。HRテクノロジー事業では、ウィズコロナに対応したオンライン就職イベントや、エッセンシャルワーカーの採用支援など、フレキシブルなソリューションの提供を予定しており、今後の収益改善が期待される。

・SBI証券注目銘柄2,雪国まいたけ<1375>――東証一部に5年ぶりに再上場
まいたけを中心にしたきのこ類の生産では国内業界トップの規模。きのこ加工食品の生産・販売も手掛ける。新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の影響できのこ需要が伸び、業績は順調。

過去の不適切会計や創業家と経営陣との対立を背景に、2015年6月にTOBにより上場廃止となった。それから約5年3カ月ぶりのスピード再上場。売出株数が多く、筆頭株主がファンドということから、人気が伸び悩み、公募価格の2,200円を4.5%下回る2,100円の初値を付けた。

・SBI証券注目銘柄3,東海旅客鉄道<9022>――日本のドル箱路線を抱える鉄道会社
好採算の東海道新幹線が収益の柱。東京・名古屋・新大阪間を結ぶ東海道新幹線区間と、甲信越、中部地方の一部、三重県、奈良県を営業エリアとする。キヨスクをはじめとする小売業、不動産業も展開している。

新型コロナウイルス感染症拡大による全国的な移動自粛により、東海道新幹線や在来線の利用状況が著しく落ち込んだ。名古屋タカシマヤの一時休業や新幹線の新型車両導入による減価償却費負担も響き、大幅な減収減益と赤字転落を余儀なくされた。

8,楽天証券には投資初心者に優しい仕組みが豊富

初めて証券会社に口座を開設するにあたって、楽天カードや楽天スーパーポイントのユーザーには、ポイントプログラムが連携している楽天証券は、身近で使い勝手がよい証券会社に感じるはずだ。

楽天証券には投資初心者に優しい仕組みも多数用意されている。各種商品の新規デビューキャンペーンを積極的な展開、投資初心者にとってわかりやすい操作画面の採用、金融商品解説記事が豊富であるなどがよい例だ。

投資初心者には、敷居の低い楽天証券で先に口座を開設し、株式投資に十分慣れてからSBI証券で口座開設するのもおすすめの手順だ。

楽天証券とSBI証券のサポート・特徴比較

最後に楽天証券とSBI証券のサポート体制やその他の特徴を比較しよう。 優秀なトレーディングツールとして名高い「MARKET SPEED II」を無料で使えることや、投資で楽天スーパーポイントが貯まり、投資にも使えることが楽天証券の強みとなっている。

  楽天証券 SBI証券
投資信託
取扱本数
2020年
5月11日現在
2,635本 2,649本
積立投資信託
最低投資額
100円 100円
取扱外国株 6カ国 9カ国
ハイブリッド
預金金利
0.10% 0.010%
トレーディング
ツール
(国内株)
PC
「MARKET
 SPEEDⅡ」
スマホ
「iSPEED」
PC
「HYPER
 SBI」
スマホ
「SBI証券 株」
 アプリ
銀行との
連携
楽天銀行
「マネー
ブリッジ」
住信SBI
ネット銀行
「SBI
ハイブリッド
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※上記比較表は、楽天証券とSBI証券のホームページを参照し、執筆者が作成した

執筆・近藤真理
証券会社の引受業務やビジネス系翻訳携わったのち、個人投資家として活動。現在は総合証券、ネット証券の両方を使いこなし、経済、金融、HR領域で多数の媒体で執筆中。2019年にフィナンシャルプランナーの資格取得。

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