◉FPAカンファレンスのプログラム


まずサンアントニオ市について参加したのはインターナショナルレセプションです。これは、米国以外の世界中から集まったFPに対して、カンファレンス前日にFPAスタッフが企画してくれる食事会になります。

写真のような感じで60名ぐらいはいたでしょうか。

席の近くにバミューダ(タックスヘイブンで有名な島)から参加している女性がおり、バミューダは金融ビジネスの中でいかにうまくやっている都市かということを教えてくれました。

そして、翌日の9月29日(土)からはカンファレンスが始まります。

最初は受付で登録をするのですが、登録を済ませるとまず写真にあるような鞄を渡されます(鞄の中はカンファレンスのスポンサーとなっている企業の広告がどっさり入っています)。
例年の鞄は、しょぼい作りのものが多かったのですが、今回は少し丈夫で立派な作りになっており業界の回復をこんな所でも感じます。

下の写真が、カンファレンスの展示会場になります。各ブースはスポンサーが自社の商品やサービスをFPに訴えるために出展しており、今回は120社程度の出展数でした。

見ていると、ファンド会社(運用会社)、システム会社(FPが利用するシステム)、カストディアン(FPが利用する証券口座など)が主な出展者で、2012年は2011年以上にファンドの数が増えているように思えます。

ゼネラルセッションと呼ばれるメインセミナーは、一日に一度上の大ホールで開催されます。会場には2000人程度は入りそうですね。

例えば2日目の講義は PIMCO の株式投資責任者の話でした。PIMCOの運用方針や現在のマーケットの捉え方など伺えましたが、WEBに掲載されている内容に近く、それほど新しい話が無かったのが残念です。

上の写真はリタイアメントをした人達用の、リタイアメント者が集まって過ごす住宅などのコミュニティについての講座です。アメリカでもベビーブーマーのリタイアメントが大きな話題になっており、日本の団塊世代の話と同様です。

大体朝は7:30頃から夕方16:00頃までこうした講座が続きます。

次回は、今回 NAFPA (編集注:今回のカンファレンス主催のFPAと双璧をなすアメリカのFP団体)の役員であるジョンさんや米国で活躍される何社かのFP事務所にお時間を頂いてインタビューしてきましたので、その内容お届けしたいと思います。

BY 小屋 洋一( マネーライフプランニング 代表)
本人の同意のもと、ブログ記事を一部加筆・修正等を行った上で掲載しています。

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photo credit: Isabella Lövin via photopin cc