つみたてNISAは、堅実に資産運用をして老後資金や子育て費用を貯めることができる注目の制度だ。だが、つみたてNISAは1人1口座しか開設できず、金融機関によって運用できる商品に違いもある。数ある金融機関の中で、SBI証券が人気なのはなぜだろうか。

1.SBI証券のつみたてNISA(積立NISA)の基本情報

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(画像=Thawornnurak/Shutterstock.com)

SBI証券はつみたてNISAの口座開設件数が多い人気の証券会社である。まずはSBI証券とつみたてNISAに関する基本情報を整理しておこう。

SBI証券は口座開設数No.1の人気証券

SBI証券の概要は以下の通りである。

運営会社 株式会社SBI証券
本店所在地 東京都港区六本木1-6-1
資本金 483億2,313万円
設立年月日 1944年3月30日
系列 SBIホールディングス株式会社
<8473>
単体従業員数
(2020年3月時点)
661人
口座数 約638.9万口座
※SBIネオトレード証券の口座数を含む
預り資産残高 約17.2兆円
※SBIハイブリッド預金残高を含む
NISA口座開設件数 約196.2万口座
※一般NISA、つみたてNISA、
ジュニアNISA口座の合算

※注記している箇所以外の情報は全て2020年12月末時点

SBI証券はSBIホールディングス傘下の証券会社であり、国内ネット証券最大手と位置付けられる。口座数や預り資産残高だけでなく、NISA口座開設件数においても国内ネット証券のトップを誇る。

つみたてNISAは長期・積立・分散投資に適した非課税制度

つみたてNISAについての概要も簡単にまとめておこう。

対象者 国内在住の20歳以上の人
※つみたてNISAと一般NISAは
どちらか一方を選択して利用可能
非課税対象 投資対象商品である投資信託への
投資から得られる分配金や譲渡益
口座開設可能数 1人1口座
※NISA口座を開設する
金融機関は1年単位で変更可能
非課税投資枠 40万円/年
非課税期間 最長20年間
投資可能期間 2018年~2037年
投資対象商品 長期の積立・分散投資に
適した一定の投資信託

つみたてNISAは2018年1月からスタートした少額の長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度であり、年間40万円までの投資金額で得た利益が20年間非課税となる。投資対象は金融庁の定める規定を満たし届出がされた一定の投資信託に限られる。

この基本的な枠組みはどこの金融機関でも共通である。金融機関によって異なる点は、対象商品のラインアップ数や積立投資の単位・頻度などである。SBI証券でつみたてNISAを行う場合の取引概要は以下の通りだ。

最低投資金額 100円
投資単位 100円以上1円単位
積立頻度 毎日・毎週・毎月
つみたてNISA対象商品数
(2021年3月29日時点)
174本
※ETFを除く

SBI証券でつみたてNISAを始めるメリットを次章で説明していこう。

2.SBI証券でつみたてNISA(積立NISA)を始める5つのメリット

つみたてNISAの口座を開設できるのは1人につき一つの金融機関のみである。金融機関によって、商品のラインアップやサービスに違いがある。また、つみたてNISAの金融機関を後から変更することも可能だが、手続きに手間と時間がかかるだけでなく、既に買い付けた商品の移管ができないなどの不都合も出てくる。よって、つみたてNISAを始めるときの金融機関選びは、慎重な判断が必要なのだ。

つみたてNISAの金融機関で迷った場合、まずはネット証券大手であるSBI証券を確認してほしい。SBI証券のつみたてNISAにはさまざまなメリットがある。

メリット1――豊富な商品ラインアップから選べる

SBI証券はネット証券会社の中で、口座開設数1位、IPO取扱数1位、外国株取扱国数1位を誇る。また他社に比べ、つみたてNISAに対応する商品が多いのも特徴だ。

つみたてNISAは「手数料が安い」「分配金の支払い回数が少ない」「長期投資に適している」など、金融庁が定める条件を満たす商品にしか投資できない。

つみたてNISAの対象商品は、インデックスファンドが167本、アクティブファンドが19本、ETFが7本(2021年3月29日時点)。ETFを除く186本のうち、SBI証券は174本の商品を取り扱っている。対象商品のカバー率は93%を超え、選択肢が非常に多い。これがSBI証券の人気の理由の一つであり、大きなメリットと言える。

メリット2――1回100円から積立設定ができる

SBI証券では細かな積立投資にも対応できる。SBI証券では投資信託の最低購入金額がほとんどの銘柄で100円に設定されている。これはつみたてNISAでも同様だ。

つみたてNISAでも100円から投資を行えるので、初心者でも少額から積立を始められる。また、1円単位で投資を行えることで、細かい投資計画を立てることもでき、限られた資金でも銘柄の分散や購入時期の調整が便利になる。

つみたてNISAで自分の理想の投資方法やポートフォリオを見つけたい場合には、細かい調整が可能なSBI証券を選ぶといいだろう。

メリット3――積立頻度を毎日・毎週・毎月の3種類から選べる

SBI証券のつみたてNISAでは、投資の頻度を毎日・毎週・毎月から選ぶことができる。毎日や毎週の積立投資を行えば、毎月1回の積立投資と比べ、購入タイミングをさらに細かく分散でき、購入単価をより平準化させることが可能だ。

積立頻度がこれだけ多いのはネット証券の中ではSBI証券だけだ。たとえば楽天証券は毎日の積立投資に対応しているものの、毎週積立は行っていない。他の大手ネット証券では、つみたてNISAの設定は毎月のみだ。細かな分散投資で投資の自由度が高いのもSBI証券のつみたてNISAの特徴だ。

メリット4――「NISA枠ぎりぎり注文」で無駄なく投資できる

つみたてNISAは年間40万円と非課税になる投資額に上限が設定されている。SBI証券では「NISA枠ぎりぎり注文」を利用すれば、自動で投資可能枠に合わせて投資をしてくれる。

たとえば、500円しか枠が残っていないのに1,000円分の注文をした場合、自動的に500円の注文に変更し調整してくれるのだ。自分で投資金額を調整する必要がなく、枠の上限ぎりぎりまで使い切ってくれるので、つみたてNISAのメリットを最大限活用できる。SBI証券でつみたてNISAの設定をした後でも、解除や変更は可能である。

SBI証券では、つみたてNISAの利便性を高めるためのサービスが充実しており、つみたてNISAの取引画面も見やすく工夫されている。ユーザーインターフェースに力を入れている点もSBI証券のメリットだ。

メリット5――投信マイレージサービスで資産運用がおトクに

SBI証券には、対象の投資信託を保有することによりTポイントを貯められる「投信マイレージサービス」がある。SBIポイントは、現金やTポイント、nanacoポイントなどの他のポイントサービスにも変換できる。また有名ブランドの家電、フード・ドリンク、キッチンやファッション雑貨などの商品と交換することもできる。

貯められるポイントは毎月の投資信託の保有金額に商品ごとのポイント付与率を掛けて計算される。つみたてNISAの対象商品の場合、ほとんどがポイント付与率0.01~0.05%に設定されている。ポイント付与率が0.05%の商品について、年間の積立金額上限である40万円分を1年にわたって保有していた場合、年間での獲得ポイントは200円分だ。つみたてNISAでの積立を何年も続けていけば、毎年のポイントも増えていく。もちろん、つみたてNISA以外で保有する投資信託も対象になる。

ポイントを投資リターンだと考えれば、他社でつみたてNISAを行うよりも条件が有利になる。そうでなくとも、楽しみながらつみたてNISAを行える仕組みがあることはメリットだと言えるだろう。

3.SBI証券のつみたてNISA(積立NISA)の評判・口コミは?

実際にSBI証券のつみたてNISAを利用しているユーザーがどのようなメリット・デメリットを感じているのかを見ていこう。

SBI証券のつみたてNISAの良い評判・口コミ

SBI証券は100円という少額からスタートでき、毎月だけでなく毎週・毎日の3パターンから積立頻度を選べる点がメリットとして多く挙がっていた。また商品ラインアップが多いところも魅力のようだ。

H.Kさん 20代男性
会社員
SBI証券では100円から積立ができます。100円から積立を開始して、途中で金額を上げたり、その時々に合わせて金額を変更できたりと、調整が利くのもメリットです。積立頻度も毎月・毎週・毎日の3パターンから選択できるので、心配なときは頻度を多くすれば安心して積立を行うことができるでしょう。

A.Oさん 40代男性
会社員
オンライン証券のトップ企業だけあって、つみたてNISAで投資できる商品ラインアップが多いです。バランス型からアクティブ型までニーズに合わせた投資ができます。また、毎月の積立だけでなく、毎週や毎日の積立も選べるのがメリットです。まさに究極の時間分散投資となるので、より高いリスクヘッジができます。

T.Tさん 50代女性
専業主婦
SBI証券では100円から手軽につみたてNISAが始められます。もちろん途中で積立金額を変更することも可能です。ネット証券なので窓口に行く必要もなく自分で商品をゆっくり選ぶことができるのも利点です。取扱商品も多く、積立頻度も毎月だけでなく、毎週、毎日と選べます。

T.Yさん 30代男性
会社員
SBI証券のつみたてNISAを利用していてメリットだと感じている点は「100円から積立することができる」ところです。お小遣いの中から投資資金を作っているので、少ない額で投資することができるのはとてもありがたいです。あと、積立頻度も「毎月、毎週、毎日」と選ぶことができるのも気に入っています。

K.Kさん 30代男性
会社員
SBI証券のつみたてNISAでは毎月100円から積立購入することができます。100円からスタートし、後に積立金額を変更することもできます。変更手続きは簡単に行えるので便利です。少額からスタートして無理のない範囲で金額を増やしていくなど、自分にあった運用ができるところがメリットです。

SBI証券のつみたてNISAのデメリット・改善してほしいところ

SBI証券のつみたてNISAではETFが購入できない点や、取引画面が見づらい点が改善してほしいところとして多く挙がった。

T.Yさん 30代男性
会社員
SBI証券のつみたてNISAを利用していてデメリットと感じている点は「取引画面が使いづらい」ことです。通常の操作画面は別に問題なく使えるのですが、つみたてNISAの操作画面だけ使いづらいのはデメリットに感じていますし、改善してほしいところです。

H.Kさん 20代男性
会社員
強いてデメリットを挙げるならSBI証券ではETFはつみたてNISAの取扱対象外ということです。本来はつみたてNISA対象銘柄となっているのですが、SBI証券では購入が不可能のため、ETFを運用したい人は注意しなければなりません。

T.Tさん 50代女性
専業主婦
ネット証券なのでインターネットで口座管理をすることになるのですが、この口座管理の画面がわかりにくいのが難点です。最初にSBI証券のサイトを開いたとき、ログイン画面が目立たないです。ログインした後も口座管理のメニューは上のほうに目立たない形で表記されるので毎回迷ってしまいます。

A.Oさん 40代男性
会社員
SBI証券ではETFが対象外なので、ぜひつみたてNISAの取扱対象に含めてほしいです。他社を凌駕する商品ラインアップなので、ETFも対象になれば最強だと思います。

K.Kさん 30代男性
会社員
SBI証券でつみたてNISAを購入する場合に注意しなくてはならないのは「ETFは取扱対象外」ということです。ETFとは上場投資信託のことで、本来はつみたてNISAの対象銘柄になっています。しかし、SBI証券のつみたてNISAでは購入できないので注意しましょう。

4.SBI証券のつみたてNISA(積立NISA)で人気の投資信託ランキングTOP10

SBI証券でつみたてNISAを行っている人は、どのような銘柄を購入しているのだろうか。SBI証券では、つみたてNISAの人気銘柄を1ヵ月ごとにランキングとして公表している。2021年2月の1ヵ月間で、つみたてNISAでの積立設定件数が多かった上位10銘柄は以下のとおり。なお、基準価額と純資産総額は2021年3月29日時点の数値を記載している。

SBI証券のつみたてNISA月間積立設定件数ランキングTOP10(2020年9月1日~2020年9月30日)

順位 前回順位 銘柄名 運用会社 基準価額
(円)
純資産総額
(百万円)
1位 (1)→ SBI・バンガード・
S&P500
インデックス・ファンド
SBIアセット
マネジメント
13,817 158,367
2位 (2)→ eMAXIS Slim全世界株式
(オール・カントリー)
三菱UFJ国際投信 14,233 132,242
3位 (3)→ eMAXIS Slim米国株式
(S&P500)
三菱UFJ国際投信 15,054 335,130
4位 (4)→ ひふみプラス レオス・
キャピタルワークス
51,834 465,058
5位 (5)→ eMAXIS Slim
新興国株式インデックス
三菱UFJ国際投信 12,894 57,552
6位 (7)↑ eMAXIS Slimバランス
(8資産均等型)
三菱UFJ国際投信 12,679 84,636
7位 (8)↑ SBI・全世界株式
インデックス・ファンド
SBIアセット
マネジメント
13,740 18,893
8位 (6)↓ <購入・換金手数料なし>
ニッセイ外国株式
インデックスファンド
ニッセイアセット
マネジメント
21,495 256,610
9位 (10)↑ eMAXIS Slim国内株式
(日経平均)
三菱UFJ国際投信 13,236 10,130
10位 (9)↓ eMAXIS Slim
先進国株式インデックス
三菱UFJ国際投信 16,240 181,845
※SBI証券のホームページより筆者作成

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好調な株式相場を反映し、リスクを取る流れが加速

SBI証券の2021年2月の積立設定件数ランキングを見ると、海外株式型などリスクの高い商品が人気であったようだ。2月は米国ではNYダウやS&P500指数が過去最高値の更新を続け、日本でも日経平均株価が30年ぶりに3万円台に回復するなど、相場の好調が目立った。

1位と3位は米S&P500を対象とするインデックスファンドであり、好調な米国株式市場の状況を反映していると見られる。また、9位eMAXIS Slim国内株式(日経平均)も前月より順位を1つ上げている。好調な相場を反映し、分かりやすい指数に買いが集まっているようだ。リスクの高い全世界株式型の商品も引き続き人気である。

一方で順位を落としたのは2銘柄で、共に先進国株式へ投資をするインデックスファンドであった。先進国株式への分散投資よりも、より好調な市場を選んだ投資や新興国を含めた全世界株式への投資へとリスクを取る流れが加速している可能性がある。

5.SBI証券で初心者におすすめの投資信託3選

SBI証券で購入できるつみたてNISA対象商品は、150本を超える。その中で投資初心者におすすめの投資信託をリスク許容度に応じて3本紹介しよう。SBI証券でつみたてNISAを始める際の参考にしてほしい。

リターンを重視する人向け……SBI・全世界株式インデックス・ファンド

運用会社……SBIアセットマネジメント
信託報酬……0.1102%(税込)

SBI・全世界株式インデックス・ファンドは、新興国を含めた全世界の株式へ投資を行うインデックスファンドである。ベンチマークのFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)は中小型株を含む全世界約8,000銘柄が対象だ。

米国ETFを通じて投資を行うためコストが低い点も重要だ。また、純資産総額も右肩上がりであり、2021年3月29日時点において、純資産総額は半年で倍増し、200億円に迫る。SBI証券の2月のつみたてNISA月間積立設定件数ランキングでも7位に入っており、人気の高まっている銘柄だ。

投資対象には新興国株式も含むものの、この1本で世界中の株式へ低コストで分散投資ができるという非常に優れた商品だ。リスク許容度の高い人は、全世界の経済成長をこうした投資信託で取り込むこともおすすめだ。

リスクとリターンのバランスを重視する人向け……eMAXIS Slim先進国株式インデックス

運用会社……三菱UFJ国際投信
信託報酬……0.1023%(税込)

eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、先進国の株式に投資するインデックスファンドである。人気の高いeMAXISシリーズの中心的ファンドであり、純資産総額は2,000億円に迫る勢いだ。

先進国株式型のインデックスファンドはコスト競争が激しいが、この投資信託はコストにも強いこだわりを持っており、非常に低い信託報酬で運用できる。

リスクとリターンのバランスを考えると、先進国株式への投資は極めて重要な選択肢となる。オーソドックスなインデックスファンドでありながら、規模とコストに強みがあるので投資初心者にもおすすめだ。

安定性を重視する人向け……<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)

運用会社……ニッセイアセットマネジメント
信託報酬……0.154%(税込)

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は国内株式、先進国株式、国内債券、先進国債券の4資産に4分の1ずつ均等に投資するバランスファンドである。

つみたてNISAは原則として株式を対象とした投資信託のみを対象とするため、安定性を重視する人にとっては、ポートフォリオのリスクバランスを調整するのが難しい。よって、このようなバランスファンドを活用し、ポートフォリオのリスクを減らすことが重要だ。

この投資信託では投資対象の半分が債券であるため、リスクを軽減することができる。また投資資産の半分は国内資産であるため、為替リスクも抑えられる。「つみたてNISAを始めたいが、リスクは抑えたい」という投資初心者は、このような投資信託から始めてみるとよいだろう。

6.SBI証券でつみたてNISA(積立NISA)を始めるときの注意点

SBI証券でつみたてNISAを始める際に注意すべきなのはどのような点だろうか。

注文をした場合の実際の買付は翌日から行われる場合がある

SBI証券でつみたてNISAを始める際に注意したいのは、つみたてNISAで投資信託を買付した場合、当日ではなく翌日から売買が行われる場合があることだ。また買付がサイトに反映されるのは、3営業日目以降からだ。買付がうまくできていないと不安になるかもしれないが、買付設定をしてから結果を確認するまで3営業日程度かかることを覚えておこう。

つみたてNISA(積立NISA)の投資可能枠が残っていても積立設定できない場合がある

SBI証券におけるつみたてNISAでは、投資可能枠が残っていても設定ができない場合がある。1回あたりに設定する金額の上限が、つみたてコースごとに決まっているためだ。毎日コースは「1,619円」、毎週コースでは「7,692円」、毎月コースなら「3万3,333円」と上限金額が定められている。年間の投資金額は40万円だが、たとえば11月から「毎月コース」でつみたてNISAを始めた場合、投資可能枠の40万円を使い切ることができない。40万円の上限ぎりぎりまで使用したい場合は、ボーナス月コースとNISA枠ぎりぎり注文の活用が必要となる。

7.つみたてNISAで投資信託を購入するときは目論見書の確認を忘れずに

つみたてNISAの金融機関を選ぶ場合、SBI証券は非常に有力な候補となるだろう。商品ラインアップを始め、数多くのメリットがある。一方で、商品ラインアップが多いと、投資初心者は銘柄選びで悩んでしまう可能性もある。ランキングなどの情報を活用しながら、自分にあった投資信託を選ぶようにしたい。

SBI証券に限らず、証券会社で投資信託を購入する場合には、必ず目論見書を読むようにしたい。目論見書とは投資信託の購入に際して投資家に交付する文書のことで、購入する投資信託の投資方針や、コスト・リスクについての説明などの記載がある。目論見書をしっかり読み、内容を理解したうえで商品を選択しよう。

執筆・樋口壮一(金融ライター)
新卒で証券会社に入社後、10年間リテール営業、ホールセール営業を経験。現在は事業会社の営業企画部門に努める傍ら、個人として投資を行い、マーケットに携わる。

MONEY TIMES

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