GARP(ガープ)とは何か?

GARP(ガープ)
(画像=筆者作成)

GARPとは「Growth At Reasonable Price」の略称で、企業の成長性と割安性の両方を考慮して投資する方法だ。株式投資には主に「割安株(バリュー投資)」と「成長株(グロース投資)」があるが、GARP投資は両者を組み入れた方法になる。

GARP投資は、中長期の成長率が見込める銘柄の中から割安なものに投資するのが一般的だ。その際に利用する指標が「PEGレシオ」であり、PER(株価収益率)に成長性を加味した指標である。

PEGレシオの式は「PER÷予想利益成長率」である。予想利益成長率は、EPS(1株当たり純利益)の成長率を意味する。

GARP(ガープ)投資の判断方法と注意点

PEGレシオは1倍以下なら割安、2倍以上は割高と判断される。高い成長率の新興企業はPERが高いことがネックだが、GARP投資でPEGレシオを使えば割安かどうかが分かる。

その一方で予想利益成長率の算出方法については、恣意的な判断が入りやすいことに注意が必要だ。発表される1つの数値をそのまま鵜呑みにするのではなく、自分の判断も加えることが望ましい。

会社四季報、企業が発表する3ヵ年計画など、さまざまな資料を参考して予想利益成長率を考えよう。

【合わせて読みたい記事】
成長株(セイチョウカブ):グロース株
割安株(ワリヤスカブ):バリュー株
PER(ピーイーアール):株価収益率
EPS(イーピーエス):1株当たり純利益
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MONEY TIMES

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