引け・大引けとは何か?
引けとは、前場・後場における最後の売買を指す。つまり前場は午前の取引時間の最後、後場は午後の取引時間の最後のことだ。
前場の最終売買を前場引けと呼び、後場の最終売買のことを大引けと呼ぶが、大引けは単に取引時間の終了を指すこともある。
以下は、使い方の例だ。
「本日の前場では大きな動きはなかったが、大引け前に大量の買い注文が入った。海外の機関投資家による買い注文が入った可能性がある」
引け・大引けに関連して知っておきたい言葉とは?
引けの際に付いた株価を「引け値」といい、大引けで付いた株価を「終値」という。終値はローソク足にも表示され、チャートで意識される価格の一つだ。
引け値がその日の高値となることを「高値引け」、安値になることを「安値引け」という。翌日も株価の上昇が期待できる状態で終了することを「引け味が良い」、逆に大引け前に株価が急落するといった動きは「引け味が悪い」と表現する。
取引終了前の数分間は注文が集中しやすく、投資家にとって引け・大引けの際の値動きは、市場が強気・弱気のどちらに傾いているのかを判断する材料になる。
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