移動平均線とは何か?

移動平均線(イドウヘイキンセン)
(画像=筆者作成)

移動平均線とは、ある期間の価格の平均値を線グラフで表したものだ。期間は26週・1ヵ月・1週間といった比較的長いものから、1日・1時間・10分といった短期間のものもある。一般的に長期投資の場合は主に長期の移動平均線を、デイトレードなら主に短期の移動平均線を利用する。

移動平均線は代表的なテクニカル指標の一つであり、価格のトレンドや相場の方向性を判断するヒントとして広く使われている。長期と短期の移動平均線を同時に表示して、売買のタイミングを計ることもある。

ローソク足と移動平均線を組み合わせて見るのも有効だ。ローソク足では高値・安値・始値・終値など、移動平均線ではわからない情報が見られる。

移動平均線の活用方法

短期移動平均線が長期移動平均線を、下から上方向に交差することをゴールデンクロスといい、上昇のサインとされる。逆に上から下方向に交差するのがデッドクロスで、下落サインといわれている。

ただし「ダマシ」が発生することもあるため、移動平均線だけで判断せず、他のテクニカル指標なども参照することをおすすめする。

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