アステラス製薬株が5月27日、にわかに動意づき、上昇局面入りしました。買いを集めた背景には、その前日に公表した中期経営計画への高い評価があります。前立腺がん治療薬「イクスタンジ」など主力製品の今後の売り上げ見通しや、新薬の開発計画が市場に好感されました。なかでも注目を集めたのが、中期経営計画期間内に時価総額を現状の2倍以上の7兆円に増やすという数値目標の設定です。製薬大手のなかでは収益力や財務内容のわりに株式市場での評価が低めといわれてきましたが、この目標の達成に向け、投資家へのアピールも強める構えです。今後の経営戦略や市場との向き合い方について、安川健司社長に聞きます。

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