自由国民社は4日、その年話題になった新語・流行語を決める「現代用語の基礎知識選 2021 ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされた30語が発表した。以下がノミネートされた新語・流行語だ。
- イカゲーム
- うっせぇわ
- ウマ娘
- SDGs
- NFT
- エペジーーン
- 推し活
- 親ガチャ
- カエル愛ゴン攻め/ビッタビタ
- ジェンダー平等
- 自宅療養
- 13歳、真夏の大冒険
- ショータイム
- 人流
- スギムライジング
- Z世代
- チキータ
- チャタンヤラクーサンクー
- ととのう
- ピクトグラム
- フェムテック
- 副反応
- 変異株
- ぼったくり男爵
- マリトッツォ
- 黙食/マスク会食
- ヤングケアラー
- リアル二刀流
- 路上飲み
2021年を語る上で欠かせない言葉が多数並んだが、その中に暗号資産・ブロックチェーン分野関連としてNFT(非代替性トークン)が選出された。
NFTは、オンライン上で売買され、特定のアイテムの所有権をデジタルで証明するものである。
アート、音楽、ゲーム内アイテム、ビデオなど、様々なNFTがある。NFTは、ブロックチェーンを用いることで発行者や取引履歴、またその資産が唯一無二のものであることを保証することが可能だ。これにより、これまで大きな問題となっていたデジタル上の作品などの複製や無断転載などの大きな抑止力につながるとも言える。
NFTは古くから存在していたが、注目を集めるようになったのは最近のことだ。2017年11月にリリースされたブロックチェーンゲーム「CryptoKitties」での利用をきっかけに、国内外で活用が広がるようになった。ゲーム関連ではNBAの選手をNFT化したNBA Top Shotが人気を博し、高額取引が相次いでいる。
また、アート界においてもNFTの高額落札事例が相次いでいる。
今年3月、大手オークションハウスの米Christies(クリスティーズ)において、デジタルアーティスト・Beeple氏のNFTが約6900ドル(当時約75億円)で落札されたニュースは世界に衝撃を与えた。これを皮切りに、様々なアーティストやファッションブランドによるNFT市場への参入が加速したと言える。
日本においても、LINEやGMO、暗号資産取引所コインチェックなどがNFTマーケットプレイスをローンチ。今後は楽天もNFTへ本格参入する意向を示していることから、競争はさらに激化していくものとみられる。
今回ノミネートされた新語・流行語の大賞は12月1日に発表される。(提供:月刊暗号資産)