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ここでご紹介する住信SBI銀行のコイントスは、オプション取引を活用することにより通常の預金よりも高金利を実現しています。しかし、仕組預金は預金という名前で誤解を招くかもしれませんが、元本割れのリスクがある金融商品でもあります。なぜ、このような金利の高い商品が提供できるのか、投資をする際に気をつけるべき点をみていきましょう。

仕組み預金ってなに?

まず、仕組預金とは仕組債などと同様にデリバティブを組み込んだ金融商品です。デリバティブとは、より高い収益性を実現するために従来の金融商品から派生したもので金融派生商品とも呼ばれます。デリバティブ取引として代表的なものは、先物取引やオプション取引、スワップ取引などがあります。

そしてコイントスがそんな仕組みを持った商品なのか詳しく見ていきます。コイントスは円貨で預け入れますが、満期時の元本受取が"円貨"もしくは"外貨"のいずれかとなるもので、満期時に受取元本通貨が変動する預金です。元本の払い戻しを円貨あるいは外貨で支払うかを決定する権利を銀行に与える代わりに魅力的な金利が実現する商品となっております。

具体的には、満期日の原則2営業日前に、”特約判定日”がもうけられており、この時点での為替レートが予め決められてレートよりも円高であれば外貨で元本を受取ることにります。利息に関しては、必ず円貨での受取となります。

この仕組預金の利回りの決定は、基準となる為替レートと外貨に代わるかどうかを判定数する特約レートの幅によって変わります。乖離が大きいほど元本割れするリスクが減るわけなので、金利も低くなります。逆に、乖離が小さいほど金利は高くなりますが、元本を特約通貨で受取る可能性が高くなります。最近の募集実績では、特約レートは基準レートの-0.5円で設定されているものが多くなっています。

リターンとなる金利は通常の預金と比べてどれくらい高くなるのでしょうか。現在、日本のメガバンクの普通預金金利は1ヶ月の定期預金は0.025%が相場ですが、2014年10月8日時点でのコイントスの募集実績では特約通貨が米ドルで同2.0%、豪ドルで同5.0%です。単純に利率で比較すると、米ドルを特約通貨とした場合で80倍、豪ドルを特約通貨とした場合で200倍の高利回りとなっています。また、預金保険制度の対象となっていますので、その他の預金保険制度対象の預金と合わせて1,000万円までの元本と、預入時の円定期預金と同等の金利までが保護されます。