この記事は2022年2月4日(金)にSBI証券で公開された「<『日本株投資戦略』特選>30万円未満で買える2月の株主優待銘柄はコチラ!?」を一部編集し、転載したものです。
東京株式市場で1月相場が終わった。日経平均株価の月末終値は2万7,001円98銭。前月末終値に対して6.2%の下落になった。
1月26日(水)まで開催していたFOMC(米連邦公開市場委員会)で、FRB(米連邦準備制度理事会)がタカ派的になったことが警戒され、1月27日(木)の日経平均株価が841円安になるなど、まさに波乱の年明けだった。一方、株価の下落は株主優待や配当を享受しながら中長期で投資を検討する投資家にとって「買い好機」といえる。
ここでは2月に権利が確定する株主優待実施銘柄を紹介しよう。2月に株主優待の権利が確定する銘柄は、小売・外食のほか、生活に密着した業種の銘柄が多く、その株主優待は多彩。優待に強い関心を寄せる投資家にとっては、注目の月となる。
30万円未満で買える2月の株主優待実施銘柄
東証上場銘柄の中から、2月に権利が確定し、株主優待について投資家の人気が高く、配当を期待できる20銘柄をセレクト。リスクを分散する際、パッケージ投資がしやすいように最低投資金額を30万円未満とした。選択の条件は以下の通り。
- 東証上場銘柄であること。
- 2月に株主優待の権利が確定する予定の銘柄であること(権利付き最終日は原則2月24日、一部2月16日)
- 最低投資金額が30万円未満で、株主優待の権利が確定する銘柄であること
- 株主優待の権利を獲得するために、別途継続保有期間の条件がない銘柄であること
- 今期会社予想純利益が黒字の見込み
- 直前四半期までの累計営業利益が黒字の銘柄であること
- 一般信用取引を使ったつなぎ売りができる銘柄であること
- 株主優待の金銭換算額が1,000円以上
すべての条件を満たす銘柄を、投資家の当社WEBサイト閲覧回数が多い順に並べたものが下の図だ。図の銘柄については、投資金額が100万円であった場合、複数銘柄への分散投資が可能。リスク低減のために、分散投資を行うことは有効な投資方法のひとつだ。
特に注目する銘柄3選
イオンモール
2月の権利確定時点で、100株以上保有の株主にイオンギフトカードまたはカタログギフト3,000円相当が、500株以上保有の株主には5,000円相当、1,000株保有の株主には10,000円相当が贈呈予定。さらに、3年以上継続保有かつ、1,000株以上保有されている株主には追加贈呈がある。
吉野家ホールディングス
2月の権利確定時点で、100株以上保有の株主に飲食券(500円)が4枚、200株以上で10枚、1,000株以上で12枚、2,000株以上で24枚が贈呈される予定。
イートアンド
2月の権利確定時点で、100株以上保有の株主に自社製品(冷凍餃子など)3,000円相当、500株以上では9,000円相当、1,000株以上で1万8,000円相当が贈呈される予定。