日経平均 | 2万8,040.16円 △816.05円 |
為替 | 1ドル=121.1円 |
売買高(東証一部、以下同) | 14億1,473万株 |
売買代金 | 3兆4,288億3,200万円 |
値上り銘柄数 | 1,941銘柄 |
値下り銘柄数 | 206銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 102.98% |
市況概況
ついに2万8,000円到達!! 達成感はでるのか?
米国株が堅調となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったことから本日(2022年3月23日)も日本市場は買い先行となった。
寄り付きの買いが一巡となっても、持高調整の買いが続き堅調な展開となり、節目とみられる2万7,500円を超えたこともあり、買い戻しを急ぐ動きになって、2万8,000円を意識するところまで一気に上昇となった。
昼の時間帯も特に材料はなく、売り急ぐ動きもないことから値持ちがいい展開になった。後場も買い先行で始まり、前場の高値を抜けて始まるとさらに買い戻しを急ぐ展開になって、あっさりと2万8,000円を超えた。
ただ、それを超えると達成感から上げ幅を縮小、指数は小動きとなった。最後は買い戻しが見られ、2万8,000円を超えて大幅高、高値圏での引けとなった。
小型銘柄も買い戻しを交えて持高調整の買いが見られて総じて堅調。東証マザーズ指数は大幅高、二部株指数や日経ジャスダック平均も堅調だった。
先物はまとまった買いが散発的に見られて指数を押し上げる場面はあったが、最後は逆にまとまった売りも散発的に見られた。
「米国株高を受けて」ということだが、好材料がまったく見られないなかで大きな上昇が続いている。あくまでも持高調整の構造的な問題で、指数先行ということ。目先の過熱感から逆回転すれば一気に売られることになるだろう。「2万8,000円を付けた」ということでの達成感も出てくるだろう。
テクニカル分析
日経平均
一気に「三役好転」となった。しかし、一旦は75日移動平均線や雲のサポートを確認するような場面もでてくるものと思われ、過熱感を冷ますことになるのだろう。
あれやこれやと一言
異様に強い相場となった。2021年9月の相場と同じで「特に買える材料がないから買われる」という変な状況にある。そのため、一旦「上値が重い」ということになれば、特に何もないのに急落ということになる可能性があり、利益確定を優先する方がいいだろう。
2021年9月の場合は「3万円を超えない」と思っていたところで超えて、上値が重くなり、達成感があって反落した。今回も3万円まで上昇するかもしれないが、おそらく2万8,000円というところで上値が重くなるだろう。空売りの買い戻しがそろそろ一巡すると思う。
一旦、上値が重くなると今度は現物売りが先行する形になるだろうし、利益確定売りに押されて上値が重くなれば、乗り換えの現物売りも慌てて売ってくることになるだろう。上がらなくなれば急落する。
「さすがにここまで持ち上げられると厳しい」という向きも多く、先物などでのヘッジ買いが多くなるのだろうし、個別の銘柄でも踏みあげられることが多いだろう。と、いうことは買い戻しの、踏み上げのピークで2万8,000円を超えたということでいいのだろう。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。