この記事は2022年4月12日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=PIXTA)

2022年4月12日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

本日(2022年4月12日)、鈴木財務大臣から円安進行含め為替動向について「緊張感をもって注視する」という発言があり、少し円高に振れる場面があった。

ただ、「注視」ということはまだ見ているだけということ。最終的にこの円安を止めるためには、日本政府の選択肢は、金利を上げるか、大量の為替介入を行うか、いずれかになる。

おそらく後者の「介入」で止めることになるとは思うが、発言からはまだ切迫感もない様子なので、実際の介入ラインは現在より5円ほど上の130円辺りではないかと思っている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

現在、米ドル/円は買われ過ぎのため、ここからしばらくは、124~126円のレンジを想定。

方向としては円安方向で、タイミングは不明だがこの先、2015年の高値である125.86円付近の高値を抜いてくることになるだろう。よって124円台があれば買っておきたい。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。