日経平均 | 2万6,985.09円 △185.38円 |
為替 | 1ドル=128.28円 |
売買高(東証一部、以下同) | 10億1,167万株 |
売買代金 | 2兆2,508億4,600万円 |
値上り銘柄数 | 1,254銘柄 |
値下り銘柄数 | 505銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 118.94% |
市況概況
買い手掛かり難のなかで堅調
2022年4月19日。米国株は冴えない展開になったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が買われていたこともあり、買い先行となった。特に買い上がる材料はなかったが、決算発表の本格化を控えての買い戻しや円安を好感するような動きがあった。それでも寄り付きの買いが一巡すると手仕舞い売りが多く、一時、前日の終値を下回る展開になった。
昼の時間帯は先物に買いが見られ、後場に入ると前日同様に買いが入り、じり高に。前日と同じようなパターンで、目先の売り買いが中心の相場になっているようだ。
節目と見られる2万7,000円を超えると買えない、という状況は変わらず、最後まで値持ちは良いものの上値は限られた。
小型銘柄は手仕舞売りに押されるものが多く、マザーズ指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いが少なく、指数を動かすことも方向付けることもなかった。
堅調ではあるものの、全く盛り上がりに欠ける展開になっている。結局は2万7,000円水準では上値が重いという感じ。
決算発表の本格化を控え、中国景気や米国の金利上昇、原油価格の高騰等懸念材料が多く、ちょっとしたことで売られる相場が続くだろう。
テクニカル分析
日経平均
昨日(2022年4月18日)と同じような展開だった。引き続き上値は25日移動平均線や75日移動平均線に押さえられており、上値の重さを嫌気して雲の下限水準までの調整はありそうだ。
あれやこれやと一言
底堅いというか、下げ渋るというか、意外に堅調な展開だ。しかし、積極的に買い上がる材料があるわけではなく、決算発表を控えて、目先的な値動きに振らされているだけということ。買い手も売り手もいないなかで株価だけ、指数だけが右往左往しているのだろう。
少なくとも、個々の銘柄の決算などを考えると慌てて買い上がる理由はない。ただ、すでに大きく下落しているものも多いので、改めてここで売り急ぐということもないのだろう。少なくともイケイケドンドンの業績が発表されるということでもないのだろうから、慎重に投資をしたいところだ。
上がれば売り、下がれば買いということなのだろう。昨日今日と、まさに目先的な、そうした動きに指数や株価が振らされているだけで、何も変わっていない、何もないなかで右往左往しているだけということだ。改めて下げれば買い場を探し、上がれば売り場を探すということで良いのだろう。
これまでと変わらず、2万6,500円~2万7,000円を中心とした保ち合いを想定しておいて、2万7,000円を超えれば売り場を探し、2万6,500円では買い場を探して行きたいと思う。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。