日経平均 | 2万6,326.16円 ▼303.70円 |
為替 | 1ドル=134.78円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 12億2,653万株 |
売買代金 | 2兆7,623億円 |
値上り銘柄数 | 257銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,545銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 103.58% |
市況概況
思った以上に買いが入らず大幅下落
米国株はまちまちで下げ渋りとなったが、円安が進んだことなどもあり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物売られ、本日の日本市場も下値を試す動きとなった。
寄り付きは案外値持ちも良かったのだが売り気配から始まるものなどもあり、寄り付きの売りが一巡すると買い戻しで指数を押し上げる場面もあった。
ただ、逆に改めて上値の重さが確認されたということで買い戻し一巡となったものから売り直され下値を試す展開となった。それでも2万6,400円を割り込まないとなると節目と見られる2万6,500円前後での動きとなった。
昼の時間帯は特に動きは見られず、後場に入っても買い気に乏しく冴えない展開となった。それでも指数は小動きであんがい下げ渋ってはいたのだが、引けを意識する時間帯からは買い戻しではなく手仕舞い売りが優勢となり、昨日の安値水準を下回るなど売り急ぐ場面も見られた。
買われないから売られるというような雰囲気でその後も下値を試すような展開となり、引け際に買い戻しで下げ幅縮小となる場面もあったのだが、引けは売り先行となり、結局は大幅安の安値圏での引けとなった。結果的にはほぼ坊主の陰線ということで買い気の乏しさを確認した形となった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調、マザーズ指数は大幅安となった。先物はまとまった売り買いが断続的に出るようなこともなく、指数を大きく動かす場面はほとんどなかった。
現物株の持高調整やETF(上場投資信託)に絡む持高調整のヘッジなどでのまとまった売り買いはあったのだろうが、特に方向感が出るようなこともなかった。
円安が嫌気されるような感じで買い気に乏しい展開となっている。米FOMC(公開市場委員会)や日銀の金融政策決定会合などを控えての持高調整が中心と思われ、買い戻し一巡となった買われすぎ銘柄などが売り直されているということだ。
ここで日経平均を改めて買い上がるという要素も日経レバレッジなどに絡む空売りや買われすぎ銘柄の空売りくらいしかなく、買い戻し一巡となったものから売られるという状況は変わらないだろう。日銀の金融政策決定会合の結果が出れば買い戻しなども入るのだと思う。
テクニカル分析
日経平均
雲を割り込んで下値を試す動きとなった。昨日の安値が本日の安値と近いということで「毛抜き底」となるのかどうかという感じだが、昨日と今日の高値安値をどちらに抜けるのかということになるのだと思う。遅行スパンがローソク足の底値の日柄に応答しており、ここからの反発も期待される。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。