日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 2万6,431.20円 △105.04円
為替 1ドル=134.25円
売買高(東証プライム、以下同) 11億3,069万株
売買代金 2兆6,416億円
値上り銘柄数 1,216銘柄
値下り銘柄数 561銘柄
騰落レシオ(25日) 99.86%

市況概況

やはり買えないということで上値の重い展開

米国株が大幅高となったことから買い先行となった。買い気配から始まる銘柄などもあったのだが、寄り付きの買いが一巡となった後も買い戻しを急ぐ動きが続き上値を試す展開となった。

ただ、節目と見られる2万7,000円を意識して上値が重くなると今度は手仕舞い売りに押されて上げ幅縮小となった。大幅高ながらも目先の需給だけというような印象だった。

昼の時間帯は先物に買い戻しが続き後場も再度上げ幅を拡大して始まった。ただ、寄り付きの買いが終わると手仕舞い売りに押され、戻りかけては売られるという状況でじりじりと上げ幅を縮小する形となった。

さすがに節目とみられる2万6,500円を割り込むと再度買い戻しも入り堅調な地合いを維持したが、特に買い上がるでもなく、最後は手仕舞い売りも嵩んで再び2万6,500円を割り込み安値引けとなった。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多くマザーズ指数も上値の重い展開から軟調となり、最後は大幅安まで売られた。先物はまとまった買いも少なく、散発的に見られるまとまった売りに指数が押し下げられるような場面も見られた。買い気に乏しく、戻れば売りというような雰囲気だった。

米国株高に連れ高となったものの日本でも日銀の金融政策決定会合が開かれており、買い上がるような雰囲気でもない。金融緩和の深化が期待できず、万が一でも金融緩和の終了などが示唆されるようなことがあれば売られるということで買えない状況が続いたということだろう。

米国では悪材料出尽くしという感じで買い戻しが入ったが、買い戻しだけということでもあり、日本では買い戻し一巡感が強まっていることもあり、戻り売りに押される展開となった。

日銀の金融政策決定会合の結果は何も変わらないということなのだろうが、金融緩和の終了がいずれは取りざたされるということでまだまだ買えない状況が続くのだと思う。空売りが積み上がれば上値も期待できるが、いずれにしても保ち合いが続くということだろう。

テクニカル分析

日経平均
75日移動平均線や25日移動平均線、基準線に上値を押さえられた形となった。再度雲の下限水準でのサポートを確認することになったが、保ち合い相場が継続ということなのだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。