日経平均 | 2万5,963.00円 ▼468.20円 |
為替 | 1ドル=134.00円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 18億6,965株 |
売買代金 | 4兆2,721億円 |
値上り銘柄数 | 351銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,448銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 97.38% |
市況概況
欧米株安を受けて大幅安だが、日銀の緩和維持で下げ渋り
欧米市場が世界的なインフレ懸念、金融緩和の終了を懸念して暴落となったことを受けて日本市場も売り先行となった。
夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物も大きく売られていたこともあり、さや寄せするように売り気配から始まる物なども多く、寄り付きから2万6,000円を割り込んで始まり、その後も冴えない展開となった。
日銀の金融政策決定会合の結果待ちということでさすがに夜間取引やシカゴ市場ほどの下げはなかったが、次の節目と見られる2万6,800円前後での保ち合いとなった。
昼の時間帯は日銀の金融政策決定会合の結果が発表され、緩和維持が伝えられたことで買い戻しを急ぐ動きとなり、先物は戻り歩調となった。
乱高下しながらも下げ幅を縮小、後場も下げ幅を縮小して2万6,000円を回復しての始まりとなり、その後2万6,000円を割り込むと買い戻しが入るという状況で下げ渋りとなった。
ただ、週末の手仕舞い売り、米国のクワドルプルウィッチングなどでの混乱や3連休での手仕舞い売り、ヘッジ売りなどを警戒して買い急ぐようなこともなく、下げ幅は大きく縮小したものの戻りきらずに2万6,000円を割り込んで取引を終えた。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く、マザーズ指数は大幅安となった。先物もまとまった売り買いが交錯したが、大きく方向感が出るということでもなく、下値を試した後は戻れば売り、下がれば買いというように方向感には乏しかった。
世界的な金融緩和の終了が見えてきたことで、「最後は日銀!」ということになっている。ここからも戻れば売りということなのだろうし、空売りが積み上がれば買い戻しで上昇するというようなことが繰り返されるのだろう。
日銀の金融政策決定会合の度に、「今度は金融緩和も終わるか」というような雰囲気が続くのだろう。世界的な景況感の好転が期待されるまでは冴えない展開が続き目先の需給に振らされながらの保ち合い相場が続くのだろう。
テクニカル分析
日経平均
移動平均線や基準線などから大きく下に放れての下ヒゲ線となり、底入れが期待される。ただ、遅行スパンがローソク足を下回ってきており、調整感が強まるので上値は限られそうだ。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。