日経平均 | 2万5,935.62円 ▼457.42円 |
為替 | 1ドル=134.84円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 13億4,973万株 |
売買代金 | 3兆1,470億円 |
値上り銘柄数 | 308銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,485銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 111.82% |
市況概況
月初の買いも売りに押されて大幅下落
米国株は冴えない展開だったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が堅調となっていたことや月初の買いが入って、買い先行になった。
しかし、朝方発表された日銀短観でスタグフレーション懸念が強まったことや、米国での半導体需要に対する警戒、そしてロシアのサハリン2の問題などが伝えられたことで、寄り付きの買いが一巡したあとは、手仕舞い売りに押される展開になった。
指数に影響の大きな半導体関連銘柄などが売られ、じり安。月初の買いは見られたのだろうが、それ以上の売りに押されて安値圏での引けとなった。
昼の時間帯も特に材料はなかったが、手仕舞い売りに押される展開で先物が売られた。後場に入り、2万6,000円の節目を割り込むと売り急ぐような場面があって、さらに下値を試すことになった。
戻りが鈍く、戻らないことで売り直される展開で、ジリジリと値を下げて大きな下落になった。月初の買いに対しての失望売りがあったようで、さらに下げ幅を拡大。最後は目先筋の買い戻しが入り、下げ幅を若干、縮小しての引けとなった。月初の買いは入っていたのではないかと思う。
小型銘柄は大きく売られるものが目立った。特に材料があったわけではなく「下がるから売る」というような展開で、マザーズ指数は大幅安だった。
先物はまとまった買いが見られず、散発的にまとまった売りに押されるという状況で、指数を下押す場面があった。方向感を持った動きというより、持高調整での売り急ぎのような感じだった。
月初の買いは期待されたのだが、寄り付きだけということになった。ここまで売り急ぐ材料がなかった気はするのだが、月初の買いに対する失望や、サハリン2からの中国やロシアに対する警戒などが売り急がせる要因となった面があるのだろう。
日銀短観などを材料視するむきはあるが、芳しくない景況感はすでにわかっていたため、「下がるから売る」という面があったものと思われる。逆に2万6,000円を割り込む場面では買い場探しということでいいと思う。
テクニカル分析
日経平均
一気に下値を試す動きとなったが、移動平均線などからの乖離が大きくなっており、いったん底堅さが見られれば反発となるのだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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