日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 27,594.73円 ▼398.62円
為替 1ドル=130.72円
売買高(東証プライム、以下同) 11億6,086万株
売買代金 2兆8,233億円
値上り銘柄数 191銘柄
値下り銘柄数 1,620銘柄
騰落レシオ(25日) 119.15%

市況概況

月初の買いも入ったのだが、中国リスクで大幅下落

米国株が軟調となったことや米下院議長が台湾を訪問するということで米中摩擦の懸念が強まり、手仕舞い売りに押されて売り先行となった。

寄り付きの売りが一巡となったあとも、下げ渋っては売られということで売りが止まらず、月初の買いに対しても売り向かうような形で指数が下落、安値圏で前場の取引を終えた。

昼の時間帯は下げ渋りとはなったものの特に動きはなく、後場も若干戻り気味ではあったものの買い気に乏しく、何とか月初の買いで値を保つというような感じだった。

為替が円高に振れたことでもわかるようにリスク回避の動きも見られ、割安感が強い銘柄などは堅調なものも見られたのだが、全体としては最後まで買える状況ではなく、月初の買いや買い戻しが入って下げ渋りはしたものの大幅安で安値圏での引けとなった。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く、マザーズ指数も大幅安だった。香港市場や上海市場も大きく下落したこともあり、先物はヘッジ売りに押される場面もあった。売りたたくということでもないのだが、戻れば売りというような雰囲気で指数の上値を押さえていた。

いよいよ台湾の問題できな臭くなってきた。半導体関連市場なども含めて、中国と台湾の問題が世界経済に大きく影響するということになるのだろうし、政治の対立が経済にどこまで影響してくるのかということになる。

いずれにしても米国の中国離れは続くのだろうし、日本でも中国の影響がどこまで減らすことができるのかというようなことも考える必要が出るのかもしれない。いずれにしても世界的な経済の動きがこれまでのゴルディロックスとはほど遠い方向に向かっているということなのだろう。

テクニカル分析

日経平均
下値の節目とみられる27,500円を試す動きとなった。何とか27,500円を保ったが、引き続き27,500円と28,000円をどちらに抜けるのかということなのだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。