日経平均 | 2万9,222.77円 △353.86円 |
為替 | 1ドル=134.39円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 11億3,529万株 |
売買代金 | 2兆8,671億円 |
値上り銘柄数 | 1,445銘柄 |
値下り銘柄数 | 335銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 121.03% |
市況概況
一気に2万9,000円を超えて大幅高、TOPIXも2,000を超えて大幅高
米国株はまちまちだったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物がしっかりとしていたこともあり、本日の日本市場は買い先行となった。
目先的な過熱感が強く、節目を意識しての上値の重さも気になり、インフレ懸念、スタグフレーション懸念が強く、地政学リスクなども懸念されるなかで特に買い材料があったということでもないのだが、寄り付きの買いが一巡となった後も買い戻しを急ぐ動きなどもあって指数は上伸、節目と見られる2万9,000円を超えても値持ちの良い展開となった。
昼の時間帯も特に材料はなかったが、後場も買い先行となるとさらに買い戻しを急ぐ動きがあって上値を試す動きが続いた。
さすがに買い一巡となると手仕舞い売りに押されるものも見られたが、指数に影響の大きな銘柄は買い戻しが続いて値持ちが良く、値持ちが良いからさらに買われるということで大幅高となった。最後はさすがに手仕舞い売りも見られたが売り急ぐということでもなく、買い戻しが優勢となって高値引けとなった。
小型銘柄も主力銘柄に連れて買い戻しや買い直しの動きが強く、総じて堅調だった。マザーズ指数は大幅高となった。先物は散発的にまとまった買いが入り指数を押し上げる場面もあったが、買い急ぐ動きというようなことでもなく、値持ちが良いから買われるというような雰囲気だった。
特に材料がないなかで年初以来の高値水準となった。売り材料しかない状況なので空売りが積み上がり、空売りの買い戻しで指数が押し上げられるという状況で2017年10月に16連騰となった時のように、買い材料がなく売り材料しかないから買われるという状況だ。
この後急落があると思われるので、逆に空売りがさらに積み上がり、空売りの買い戻しの回転が効いているのだろう。目先の需給だけであるので少し長い目で見れば売り場には違いないと思う。
テクニカル分析
日経平均
年初の高値水準まで上昇となった。目先的な過熱感も強く、移動平均線との乖離も大きいが買い戻し一巡となるまで上昇が続くのだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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