資金調達方法4:補助金・助成金

補助金と助成金は、国や地方自治体などから支給される返済不要の給付金だ。それぞれの補助金や助成金には、雇用などの労務問題への対策や、公益性のある創業促進、製品開発などといった支給目的がある。そのため目的に沿った事業でないと利用できないが、自身の事業に合う制度があれば資金調達手段として検討するといいだろう。

例えば以下のような補助金や助成金は、小規模事業者でも利用しやすいだろう。

  • 小規模事業者持続化補助金
  • ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
  • 人材開発支援助成金
  • 事業承継・引継ぎ補助金 など

ただし基本的に補助金・助成金は、後払いの制度である。日々の事業運営に必要な運転資金ニーズには対応させにくい点は押さえておこう。条件などが合えば新規事業開発などをサポートしてくれる補助金・助成金は、利用価値が高い。それでも事業を実現させるためには、当面の資金として他の方法で資金準備をする必要があることには注意しよう。

なお補助金や助成金は、募集要項に沿った審査があり、採択件数が決められている。採用されるためには、応募資料のなかでいかに自社をアピールするかが大切になるだろう。

資金調達の資料づくりには専門家のサポートを受けるのもおすすめ

資金調達のやり方、4種の資金調達方法を紹介した。自己資金以外の方法では、調達先に申請書や事業計画書などの資料を提出することが必要である。「お金を出してもいい」と思わせる魅力的な資料づくりには、専門家のサポートを受けることも検討してみよう。

續 恵美子
著:續 恵美子
ファイナンシャルプランナー(CFP®)。生命保険会社で15年働いた後、FPとしての独立を夢みて退職。その矢先に縁あり南フランスに住むことに。夢と仕事とお金の良好な関係を保つことの厳しさを自ら体験。こうした経験をもとに、生きるうえで大切な夢とお金について伝えることをミッションとして、マネー記事の執筆や家計相談などを行う。
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