2023年の年初は、東証などを運営する日本取引所グループ(JPX)が発足してからちょうど10年に当たります。

その10年間でなかなか実現できずにきた「日本市場の魅力向上」「貯蓄から投資への資金シフト」という2つの大目標は、2022年中に実施した市場区分の変更や株式売買単価の引き下げといった取り組み、そしてNISA拡充など政策の後押しによって、少しずつ現実味が出始めているようにも見えます。

2023年も欧米市場は高金利の継続やそれによる景気後退懸念により不安定な値動きも予想されるだけに、企業の収益力向上など次第では日本市場が大きく見直されるチャンスは十分です。

この10年間JPXを引っ張ってきた清田瞭CEOに、日本市場にとって勝負となる2023年の展望を聞きます。

日本取引所グループCEO 清田瞭氏 ―― トップに聞く(短縮版)

「日経CNBCインタビュー ―― トップに聞く」は、ZUU onlineスタンダードプランでご覧いただけます。