日経平均 | 27,427.32円 ▼243.66円 |
為替 | 1ドル=132.18円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 11億9,696万株 |
売買代金 | 2兆6670億96百万円 |
値上り銘柄数 | 583銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,181銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 120.41% |
市況概況
米国でのハイテク銘柄売りや地政学リスク、そして日銀の金融政策変更懸念から一時大幅安
週末の米国市場でハイテク銘柄が売られたことなどから、ハイテク銘柄を中心に売り先行となった。ここのところ上昇していた反動などもあり、寄り付きの売りが一巡となった後もいったん下げ渋りとはなったが、手仕舞い売りに押される展開となった。
米国などでの飛行物体撃墜や日本での中国艦船の領海侵入など地政学リスクが高まっていることなども売り急ぐ要因となり、日銀の新総裁決定のいきさつなどへの思惑から金融緩和の終了が意識されて買われすぎ銘柄売られ、日経平均は大幅安となった。
昼の時間帯は買い戻しなどが見られ、後場は戻しての始まりとなった。戻りの鈍さが嫌気される場面もあったが、最後は買い戻しなどがみられて下げ渋りとなった。目先の需給で空売りが積み上がっている銘柄などに買い戻しが入り、下支え、下げ渋りとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く、総じて軟調、マザーズ指数やグロース株指数は大幅安となった。先物はまとまった売りが散発的に見られて指数を押し下げる場面もあったが、午後からは買い戻しが主体で指数の下支えとなった。
上値の重さが確認されたところで、地政学リスクや金融緩和の終了が取りざたされてきた。特に今すぐ何が起こるということでもないのだが、買えない理由となり、買われすぎ銘柄などは買い戻し以外には買いが入らないということなのだろう。
決算発表が出揃ってきているなかで特に好調という決算もなく、円安効果も剥げてきているので、金融緩和の終了への懸念が売り材料となるのだろう。今後も冴えない展開が続くのだろう。
テクニカル分析
日経平均
75日移動平均線のサポートを確認して下げ渋りとなったが、節目と見られる27,500円を割り込んだ。引き続き75日移動平均線や雲のサポートを確認する動きなのだろう。
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