本とウイスキー。
一見すると関係のない組み合わせに感じますが、実はこの2つを合わせて一緒に楽しむことで、よりぜいたくな時間が過ごせます。
本記事では、ウイスキーを飲みながら読みたいおすすめの小説・エッセイをご紹介。
さまざまなジャンルがあるので、自分にピッタリの作品が見つかるはずです。
この記事の監修者
いのかず
バーテンダー歴6年。どこかのチーフバーテンダー。家でもお酒を楽しんでもらいたいという想いから、ウイスキーやカクテルに関するコンテンツをWebで発信。
ウイスキーと小説は合うのか【両者の深い繋がりについても解説】
ウイスキーは芳醇な味わいと香りをたのしみながら、ゆっくりと飲むお酒です。
その特性から、小説やエッセイとの相性は抜群。
中でもウイスキーが出てくる作品を読みながらウイスキーを飲めば、ぜいたくな時間を過ごせるに違いありません。
まずはウイスキーと深い繋がりのある、ウイスキーを愛した作家たちをご紹介します。
実はウイスキーはさまざまな文学作品や映画の中に登場している
ウイスキーは、数々の小説・エッセイや映画に登場します。
これは、ウイスキーが作品において重要な役割を果たすアイテムになるからです。
多くの場合は、登場人物の個性や特徴を表したり、飲むときの心理状態を表したりするときに登場します。
世界的に有名なハリウッド映画やイギリスが舞台の映画などで、主人公がウイスキーを飲むシーンを見たことがある方もいるかもしれません。
例えば『007シリーズ』や『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』などに登場しています。
映画に登場するウイスキーや、ウイスキーを題材にした映画に興味がある方は以下の記事も併せてご覧ください。
ウイスキーを愛した作家たちを紹介
ウイスキーやお酒を愛する作家をご紹介します。
・村上春樹
・伊集院静
・中島らも
・椎名誠
※敬称略
村上春樹氏や椎名誠氏はウイスキーに関するエッセイも出しており、ウイスキー好きとして特に有名。
その他に、伊集院静氏、中島らも氏などの作家も大のお酒好きとして有名なようです。
昭和の時代には、銀座の文壇バーやクラブに出版社や作家たちが夜な夜な集まり、朝方まで飲み明かすこともあったり、お酒の飲みすぎで身体を壊してしまったりする作家もいたようです。
名作を生み出す作家たちは、ときにウイスキーを飲みながら執筆することもありそうですね。
作家名については以降、敬称略にて記載させていただきます
村上春樹とウイスキーの関係性
日本を代表する小説家として名高い、村上春樹。
1979年『風の歌を聴け』で群像新人文学賞を受賞し、デビューを果たしました。
1987年発行の『ノルウェイの森』がロングセラー作品となり、2009年時点で上下巻の合計売上が1000万部のベストセラーに。
村上春樹のウイスキー好きはファンの中でも有名で、さまざまな作品のシーンやセリフに“ウイスキー”や“バー”が登場します。
後述しますが、彼がスコットランドのウイスキー生産地をめぐった旅行記・エッセイも出版されています。