この記事は2023年4月19日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
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2023年4月19日(水)の午前11時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。
現在の為替相場の傾向や相場観
米ドル/円は引き続き132~135円のレンジの中で往来しているだけだが、他通貨では、じわじわとドル安になっている。
来月5月4日(木・日本は祝日)日本時間未明のFOMCでは、政策金利がもう一度引き上げられる可能性が高まっているが、同時にそれが最後の利上げになる可能性も高まっているため、米ドル/円以外の通貨ペアでは総体的にドル安の展開。
現在の為替相場の戦略やスタンス
ドル安をじわじわと牽引しているのが、ゴールドの動き。本日19日(水)午前11時前の時点でのゴールドは2,000ドルレベルで推移しており、2020年の高値である2075ドルブレイクを伺う動き。
ゴールドと米ドルは逆相関の関係にあり、こうしたゴールドの動きもドルの上値を重くしている。よって戦略的にはユーロ/米ドルの押し目買い、もしくは米ドル/スイスフランの戻り売りで臨みたい。
▽ユーロ/米ドル の日足チャート
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(画像=羊飼いのFXブログ)
*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。