この記事は2023年4月25日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


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(画像=FXトレード戦略)

2023年4月25日(火)の午後12時半に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

米ドル/円に関して、先週はゆりかごのように居心地のいいレベルにいるようだという話をした。しかし、今回のイメージとしては、上値追いを失敗し、135円台から下落したものの、非常に底堅い相場。

マーケット内には、海外勢を中心にまだ押し目買いをしたい人間が多く、下値の堅さは続いているようだ。添付チャートに平行線を引いたが、直近高値の135.13円を付けた際は、若干届かず反落している。しかし本日25日(火)現在、9日移動平均線と雲の上限に支えられている状況だ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは132.50~136.25円。方向的には押し目買いから入りたい。

予想下値に関しては本日25日(火)現在、平行線の下側と一目均衡表の雲の下限と、90日移動平均線の位置しているところであるため、そのレベルは堅いと思い、132.50円に設定。

また上サイドに関しては、下値側にこれだけ支える複数の線が出ていることから直近高値は上回ると考え、136円レベルに設定し、136円に乗せた際、瞬間的に136.25円くらいまでは跳ねるかもしれないので、このレベルで想定した。

132円後半から133円ミドルにかけて押しがあったら買い、135円後半から136円手前で利食いたい。そうしたロング回転をイメージしている。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。