この記事は2023年6月6日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Jazz Blues/stock.adobe.com)

2023年6月6日(火)の午後12時半に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

米国の利上げに関してだが、6月の利上げが延期になったとしても、おそらく7月の利上げは実施されるはずだというのが市場のコンセンサス。そうなると日米の金利差は広がる一方で、拡大方向しか考えられないだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは一昨日4日(日)に立てた予想だが、138.00~142.50円。

直近高値は140.93円付近で141円に届かなかったが、もし141円を突破した場合、142.50円まで考えざるを得ないと思っていたこと、そして添付図の61.8%戻しのレベルがこのレベルであることから予想上値をこの設定にした。

また前述した通り、日米の金利差拡大の流れのため、戦略は押し目買い。138円台ミドルから後半で買い場探しをして、140円台後半から141円手前では一度手仕舞いたい。前回141円に届かなかったことから、140円台後半では一度利食いしておいたほうがよさそうだ。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。