この記事は2023年7月19日（水）に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
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2023年7月19日（水）の午前10時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。
現在の為替相場の傾向や相場観
米ドル／円は来週28日(金)の日銀金融政策決定会合を控えて、ドル戻り売りというスタンスを繰り返していたマーケットだが、昨日18日(火)の欧米市場で植田日銀総裁が金融緩和維持の姿勢を示したことで139円台まで反発した。
来週に日銀金融政策決定会合を控えている事、そして140.00円レベルのオプションが上値を抑えるため米ドル／円の上値は重いのだが、日銀のYCC絡みの報道をマーケットが事前にほぼ織り込んだ形で一時137円台まで急速に円高が進行したため、米ドル／円の下値も限定的。
米ドル／円は当面137.00～142.00円のレンジだろうか。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル／円が1円以上反発する中、米ドル/スイスフランは全く反発せず、本日19日(水)午前10時前の時点でも0.8575フランレベルと上値が重いまま。
結果、スイスフラン/円は162円台と史上最高値を更新中。今週もスイスフラン／円の押し目買いスタンス継続で臨みたい。
▽スイスフラン／円の日足チャート
(画像=羊飼いのFXブログ)
＊：当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
