「SOLS/ソルス」を徹底解剖!3種のファンドを扱う、先進的な不動産クラファンへ(後編)
(画像=YANUSY編集部)

SOLS/ソルスは、3種のファンド(匿名組合型・任意組合型・対象不動産変更型)を扱う先進的な不動産投資クラウドファンディングを目指しています。「任意組合型」や「対象不動産変更型」に投資したときの個人投資家のメリットやプロジェクトの進捗状況などについて、実務担当者の稲田さんに伺いました。

【SOLS/ソルスの概要】
一棟物件の買取再販・不動産仲介・賃貸管理などを手がける、株式会社 不二興産(本社:愛知県名古屋市)の運営する不動産クラウドファンディング。1〜5号案件までの利回りは3〜7%。2023年5月時点の会員数は約2,300名。不二興産ではグループホーム事業も展開中で、ファンドの対象物件に組み込まれることもある。
【稲田さんのプロフィール】
SOLS実務担当者。個別指導塾の塾長やリクルートの営業職などを経て、株式会社 不二興産にマーケティング職として入社。所属部署は戦略企画室。

目次

  1. SOLS/ソルスでは2023年6月から任意組合型のファンドも扱う
  2. さらにSOLS/ソルスでは近日中に「対象不動産変更型(無期限型)」も扱う
  3. SOLS/ソルスなら、その人の投資感覚に合ったファンドが選べる

SOLS/ソルスでは2023年6月から任意組合型のファンドも扱う

−−SOLSでは今後、不動産小口化商品(不動産クラウドファンディング)において、「任意組合型」のファンドも積極的に組成していくとのことでした。そもそも現在、不動産クラウドファンディングの主流である「匿名組合型」と今後SOLSが展開していく「任意組合型」の違いについて、個人投資家の皆様にわかりやすいよう解説していただけますか。

「匿名組合型」と「任意組合型」はスキーム自体が違うのですが、その部分からお話しますと複雑になります。個人投資家目線で端的にいうと「匿名組合型」は1口1万円などの少額投資かつ短期運用を前提にしており、利益は雑所得に分類されます。これに対して、「任意組合型」は大口投資かつ長期運用が前提で、利益は不動産所得に分類されるという違いがあります。

−−つまり、「任意組合型」は、しばらく使う予定のない、まとまった資金を運用するような人に向いているのですね。

「匿名組合型」の不動産クラウドファンディングの場合、少額で気軽に投資できるというメリットは、裏を返せば3カ月や6カ月などの短期でしか運用できないというデメリットになります。当然ながら、少額投資の短期運用だとリターンは限定的です。

一方、「任意組合型」なら、1口十万円単位、百万円単位などの投資金額を5年や10年などの長期にわたって運用しますので、まとまったリターンを受け取ることが可能になります。

−−「任意組合型」の不動産クラウドファンディングは、運営企業側にもメリットがありますね。

「匿名組合型」ですと、数カ月後など短いスパンで分配金をお支払いしたり、新規募集をかける度にマーケティングコストがかかったりしますので、採算が苦しくなりやすい。これに対して「任意組合型」ですと、運営企業の業務とコストの負担が減るので、継続的な事業をしていきやすい面があります。

−−ちなみに、SOLSでは「任意組合型」のファンドの募集をいつ頃から始める予定ですか。

「任意組合型」のサイトのローンチ、ファンドの募集開始ともに2023年の6月1日を予定しています。

とはいえ、「任意組合型」と「匿名組合型」は、性格が大きく異なる投資商品です。例えば、確定申告ひとつとっても「任意組合型」に出資した場合は必須になります。現在のSOLSの会員様が「任意組合型」にどれくらいご興味があるのか掴めていない部分もありますので、1号案件につきましては、募集金額の総額を千万円単位に設定するなど、様子を見ながら組成・運用していきたいと考えています。

さらにSOLS/ソルスでは近日中に「対象不動産変更型(無期限型)」も扱う

−−「任意組合型」のファンドを扱うこと以外に、今後のSOLSの注目点はありますか。

個人投資家の皆様には耳馴染みがないかもしれませんが、「対象不動産変更型(無期限型)」ファンドの組成も行う予定です。

「対象不動産変更型」は、契約期限が無期限など超長期に及ぶものです。一般的な不動産クラウドファンディングのファンドの場合、3カ月や1年といった運用期限が決められていて、その間は途中解約ができないのが原則です。
*一部途中解約可の不動産投資クラウドファンディングもあります。

一方、「対象不動産変更型」であれば、投資家の方が売りたいときに現金化できます。

−−「対象不動産変更型」のファンドが無期限で運用ができる理由は、複数の不動産を運用しながら、必要に応じて一部の物件を組み替えていくからですね。

おっしゃる通りです。投資家目線で見た場合、これまでの不動産クラウドファンディングだと「運用期間が短い」というデメリットがありました。抽選や先着などの競争を勝ち抜き、せっかく出資する権利を得ても3カ月や6カ月などの短期間で運用が終わってしまうわけです。

「対象不動産変更型」の場合、投資家が売りたいときに売れる、つまり運用期間を自由に決められるというメリットがあります。

−−ただ現実的には、「対象不動産変更型」を始めたくても、行政の承認がなかなか出ないという運営会社が多いように感じます。この部分をどうやってクリアしますか。

いえ、弊社はすでに愛知県から承認を得ています。

−−失礼しました。では後は運用する物件さえ固まれば、募集開始ができる段階ということですね。「対象不動産変更型」のファンドの募集開始はいつ頃になりそうですか。

現時点では、2023年の秋頃に募集開始をしたいと考えています(2023年5月時点の予定)。ですが、初めてのチャレンジですので時期がズレ込む可能性もありますのでご了承ください。

SOLS/ソルスなら、その人の投資感覚に合ったファンドが選べる

−−ここまでのお話を伺うと、SOLSはまもなく、3種のファンド(匿名組合型、任意組合型、対象不動産変更型)を扱う総合型の不動産クラウドファンディングのプラットフォームになるということですね。

2023年6月1日に「任意組合型」の募集を開始し、同年の夏頃から「対象不動産変更型」をローンチすれば、SOLSの会員様は3種のファンドに投資をすることが可能となります。

SOLSの長期的なイメージとしては、「対象不動産変更型」を継続的に走らせながら、「任意組合型」と「匿名組合型」のファンドを3カ月に1本ずつのペースで組成していけたらいいなとイメージしています。

−−これら3種のファンドを扱うことが現実化すれば、SOLSは不動産クラウドファンディング業界で先進的なプラットフォームになります。御社が不動産クラウドファンディングに注力される理由は何でしょうか。

弊社のコンセプトのひとつは、「すべての人に不動産投資をして頂きたい」ということですが、実際にはごく一部の方々しかやっていない投資商品になっています。この状況を大きく変えたいとの弊社代表の想いから、不動産クラウドファンディング事業が立ち上げられたという背景があります。

そのため、SOLSでは不動産投資家の方々はもちろん、不動産投資を今までしたことのなかった皆様も参加しやすい雰囲気づくりに務めていきたいと考えています。

−−最後に、YANUSYの読者へのメッセージを頂けますか。

ここでお話させて頂いたように、今後のSOLSは「匿名組合」「任意組合」「対象不動産変更型」の3種のファンドを扱うプラットフォームに成長していきます。

選択肢が多いため、その人の投資感覚に合ったファンドを選びやすい不動産クラウドファンディングといえるのではないでしょうか。例えば、ネット証券でふだん株式売買されているような方は「匿名組合」、現物の不動産投資をされている方は「任意組合」や「対象不動産変更型」との相性がよいと思います。

SOLSでは、今後もファンドの安定運用、プラットフォームの信頼感にこだわって参りますので、ご登録をよろしくお願いします。

(提供:YANUSY

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