日経平均 | 32,467.76円 ▼139.08円 |
為替 | 1ドル=146.25円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 13億4,109万株 |
売買代金 | 3兆1365億43百万円 |
値上り銘柄数 | 822銘柄 |
値下り銘柄数 | 945銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 126.18% |
市況概況
金融緩和の終了が取りざたされて冴えない展開
終末の米国株が冴えない展開だったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が堅調だったことから買い先行となった。
寄り付きの買いが一巡となった後も先週末の反動から買い戻しを急ぐ動きとなったが、買戻し一巡となると今度は中国の景気後退懸念や日銀の金融政策変更=金融緩和の終了が取りざたされて下値を試す動きとなった。節目の一つと見られる32,500円を下回り、32,400円まで下がるといったん買戻しなども見られ、下げ幅を縮小、TOPIXは小幅高で前場の取引を終えた。
昼の時間帯には手仕舞い売りも見られ、後場は32,500円を下回って始まった。今度は32,500円水準が上値と確認されて再度下値を試す動きとなり、32,400円を割り込んだところでは買い戻しも入り下げ渋りとなった。
それでもやはり買い気には乏しく戻れば売りということで売り直され、最後の最後に買戻しも見られたが、結局は安値圏での引けとなった。金融緩和の終了が見えてきたということで金利が上昇し、買われすぎ銘柄に見切り売りが出た。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く、総じて軟調、マザーズ指数やグロース指数は大幅安となった。先物はまとまった売りが散発的に見られ指数を押し下げる場面もあった。持高調整の売りやヘッジ売りなどが見られたのだろう。
寄り付きこそ堅調だったが、すぐに売り直された。特に買い上がる材料もなく、逆に売り材料が多いということで空売りの積み上がりも期待されたが、それほど空売りも多くなっていないようだ。引き続き買われすぎ銘柄の買い手は少ないと思われ、買戻し一巡となったものから売られるのだろう。空売りが積み上がるかどうかが底堅さが見られるかどうかということになる。
テクニカル分析
日経平均
75日移動平均線にサポートされた形だが、25日移動平均線や基準線の水準も近く、ここで下げ止まるかどうかなのだが、ここからもう一段下落すると大きな下げが見られそうだ。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。