この記事は2023年9月26日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Sutthiphong/stock.adobe.com)

2023年9月26日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

今週は特にイベントのない週のため、先週のFOMCや日銀政策決定会合の結果を受けた動きが続くものと思われる。

FOMCではhigher for longer(より高い金利が、より長く続く)ということが確認された。向こう1~2年くらいは5%前後の政策金利が続くことになる。また、この決定を受けて長期金利により上昇圧力がかかるようになり、米30年債は現状4.67%なのだが、これは相当な高金利だ。

一方日銀は物価見通しに確信が持てないため、引き締めはできないというスタンス。実際インフレは現実の問題で、今後も物価上昇の流れは確かなので、マーケット全体が日銀の言うことは信じなくなっている。よって米10年債や30年債を享受することは非常に合理的になる。

日銀が発表した資金循環統計によれば、家計の金融資産が初めて2100兆円を超えるという記録的な数字となったが、日米の金利差問題などもあり、多くの人が円を見捨て始めており長期円安が続くと思われる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円に関して、目先は介入の有無が焦点となっているが、介入があっても動くのは5円程度で円のダウンサイドは相当ありそうだ。よって、細かい議論にとらわれず米ドル/円のロングをキープしたい。

介入があったらまた買うというスタンスでいればいいだろう。あまり細かいことを考えても仕方ない段階に入ってきており、長期円安のスタートだと考えている。

▽米ドル/円の月足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。