日経平均 | 32,042.25円 △1.96円 |
為替 | 1ドル=149.68円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 13億1,739万株 |
売買代金 | 3兆3556億17百万円 |
値上り銘柄数 | 1,184銘柄 |
値下り銘柄数 | 538銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 89.05% |
市況概況
金利上昇や地政学リスクなどを嫌気して冴えないが意外に値持ちが良い
米国株はまちまちであいかわらず地政学リスクや金利上昇リスクが高まるなかで夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったのだが、本日の日本市場は売り先行となった。
寄り付きの売りが一巡となった後は一瞬買われる場面もあったが、総じて手仕舞い売りに押される展開で軟調な地合いが続いた。売り急ぐということでもなく、中国の経済指標が予想を上回ったことなどもあり、冴えないながらも下げ渋りの展開となった。
昼の時間帯も特に方向感は見られず、後場に入るとさらに手仕舞い売りに押される場面も見られた。それでも前場の安値を割り込んで大きく売られるようなこともなく、値持ちが良いと買戻しも入るという状況が続いた。
それでも上値を買い上がるわけでもなく、32,000円の節目を抜けると売られるということで最後まで冴えない展開となった。それでも指数に影響の大きな銘柄などが買戻しで堅調となり、日経平均は昨日の終値を上回り、本日の高値圏での引けとなった。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものなども見られ総じて堅調だった。ただ、買い急ぐような動きも見られず、売られたから買われるというような感じだった。先物はまとまった売り買いは少なく、指数を大きく動かす場面も限られた。上がれば売り、下がれば買いということで方向感には乏しい展開となった。
買い材料が少ない割には堅調な地合いとなった。地政学リスクも特に取りざたされるでもなく、長期金利の上昇も売り材料ともならず、指数に影響の大きな銘柄の持高調整の売り買いだけで指数が右往左往しているという状況だ。買われすぎ銘柄などはちょっとしたリスクの高まりで売られやすい状況でもあり、上値の重さを確認しては売られるという状況で下値模索となるのだと思う。
テクニカル分析
日経平均
下げ渋りとはなったものの上値はしっかりと基準線に押さえられている。今度は32,000円水準が上値ということで下値を試すことになるのだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。