株式会社TCJ(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役:堀口哲矢、以下「当社」)は、株式会社オプティマスグループ(本店所在地:東京都港区、代表取締役:山中信哉、以下「オプティマスグループ」)と資本業務提携をいたしましたので、お知らせいたします。
■背景
今日の自動車業界は、安全運転支援や自動車の電動化など、装置や機能の高度化が進んでいます。その中で、自動車に搭載される装置の多くが電子的に制御される中、故障診断に適した装置の普及や不具合を的確に感知して誤作動や事故を未然に防ぐことが世界的に重要な課題として挙げられています。さらに日本においては、2024年10月から自動車の電子的な検査(OBD検査※)を実施することを国土交通省が公表しています。
当社はTCMa等の製品・サービスを通して自動車の故障診断を総合的にサポートしており、日々現場で診断されたデータを当社のクラウドに蓄積し、当該データを活用したサービス展開を企図しております。
当社は「自動車アフターマーケット業界のエコシステムをつくる」というVISIONを掲げており、そのVISIONの早期実現の為、当初より定めている ①パートナーシップの強化(製品の販売/浸透)、②AI等によるデータ解析、③グローバル展開、を加速してまいります。
今回の協業先であるオプティマスグループは、日本の中古車をニュージーランド及びオーストラリアへ輸出する有数の企業であり、オーストラリアにおいては自動車販売会社を新たに買収しバリューチェーン事業を構築するなど、自動車事業において同国で強固なプレゼンスを有しておられます。
これまでオプティマスグループと協議を重ねる中で、TCMaが生み出す将来の価値を評価いただき、当社の上記方針を加速するための最適なパートナーと考え、本資本業務提携に至りました。オプティマスグループは、当社の発行済み株式の12%を所有する株主となります。
※OBD(On-BoardDiagnostics、車載式故障診断装置)とは、エンジンやトランスミッションなどの電子制御装置(ECU:ElectronicControlUnit)内部に搭載された故障診断機能。
TCMaについて
BluetoothでVCI※とスマホアプリを連携させ、従来の診断機と同レベルの車両診断ができる新世代の診断機になります。2023年6月から販売開始後、日本国内で多くの企業様に導入を頂いております。
<機能>
■故障コードの読取/消込(Read/Erase)
■データストリーム
■動作テスト/アクチュアルテスト
■作業サポート(学習機能、特殊機能)
<特徴>
■Android/iPhone、及び携帯/タブレットの全てで利用が可能
■一つのライセンスで複数台のアプリが登録可能
■全く新しいサービス、TCカルテ(OBD鑑定書)、TCドクター(総合サポート)を提供
■年間9万円で、ライセンス、サポートデスク、ソフトウエア更新の利用が可能(日本国内)
当社は、TCMa、その他のサービスを通じて、自動車整備業に隣接する産業を含めた、19兆14億円(2020年)※の自動車アフターマーケット産業全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させてまいります。
※VehicleCommunicationInterfaceの略で、ハンドル下にあるDLR(DataLinkConnector)と言われる差込口にVCIを挿入し、車両情報を診断機に送信するデバイスを指します。
※(株)矢野経済研究所「自動車アフターマーケット市場に関する調査(2021年)」 尚、市場規模は、中古車事業、自動車賃貸事業、自動車部品・用品事業、自動車整備事業、その他関連サービス事業の5事業の合算値
■株式会社TCJ代表取締役堀口哲矢からのコメント
TCMaのサービスローンチ後、「自動車アフターマーケット業界のエコシステムを作る」という思いを更に強くした半年間でした。まだまだ業界の方々の信頼を得るには更に多くの努力や信用の積み上げが必要ですが、その思いに対して将来を見据えたサポートをして頂く形で、この度、オプティマスグループ様との資本業務提携に至りました。当社の活動を通して収集したデータを通して、国内外すべてのステークホルダーに“幸せ”を循環させる仕組みを提供していきます。
株式会社TCJ概要
社名:株式会社TCJ
設立:2022年9月
事業内容:車両整備機器および故障診断機の企画・開発・販売、保守診断データの解析、自動車アフターマーケットのコンサルティング事業等
代表取締役:堀口哲矢
企業サイト:https://tcjltd.com/
お問い合わせ先:https://tcjltd.com/contact