この記事は2024年3月5日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=tamayura39/stock.adobe.com)

2024年3月5日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

4万円台の史上最高値を更新する日経平均株価が話題となっているが、そんな株式市場や仮想通貨市場と違い、為替市場は本当に動かなくなっている。

投機筋が為替から離れ、そういったマーケットに対象が移っているようだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

現状、ファンダメンタルズ的に、投機筋の関心が向くほど各国の格差はないのだろう。しかしながら、為替が動かないということは、金利の高い通貨を買ってマイナス金利である円を売っておけば、自動的に収益が得られるということだ。

こうしたキャリー取引が活発に行われており、これから先さらに活発になるだろう。そしておそらく、株式市場で儲かった資金がいずれ為替に戻ってくることが見込まれる。儲かったお金でよりリスクを取り始めるので、最終的には大きな円安に行く可能性がありそうだ。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。