2023年7月1日の道路交通法の改正により、特定原付が新設されました。都内ではシェアリングで電動キックボードの走行を見かけるようになりましたが、どれだけの人が特定原付を利用しているか等を調査しました。

【glafit調査レポート】特定小型原動機付自転車の認知率は30.2% シェアリング利用時に立ち乗り型キックボードタ…
(画像=「Car Me」より引用)

電動パーソナルモビリティの開発から販売までワンストップで掛けるglafit株式会社(読み:グラフィット、本社:和歌山県和歌山市、代表取締役CEO:鳴海禎造、以下「glafit」)は、特定小型原動機付自転車(以下、特定原付)に関する認知度をはじめとした意識調査を実施いたしました。

その結果、特定原付を知っているのは30.2%で、まだ「特定原付」という新しい乗り物についての認知が低いことがわかりました。

【ダイジェスト】

・特定原付を知っていたのは30.2%
・シェアリング利用時に電動キックボードと自転車タイプ(着座型)を選べる場合、63.5%が自転車タイプ
(着座型)を選択
・利用しない理由、7.2%が世間から批判的にみられているから
・自動車を運転していて特定原付が危ないと感じたことがあるのは72.6%
・特定原付の普及には、特定原付のシェアリングステーション数の増加や手軽に購入できることの他に、走行レーンなどの整備が必要だと感じでいる人が41.8%

【調査結果】

特定原付を知っていたのは30.2%

特定原付を知っているかを聞いたところ、「知っている」が30.2%、「知らない」が69.8%という結果になりました。

Qあなたは特定原付についてご存じでしたか?

【glafit調査レポート】特定小型原動機付自転車の認知率は30.2% シェアリング利用時に立ち乗り型キックボードタ…
(画像=「Car Me」より引用)

なお、男性の認知率は36.9%、女性は23.6%で、男性の方が認知が高い結果となりました。

男女年代別で認知の割合が高いのは、男性10代37.8%、70代が44.3%、女性10代が27.6%、女性50代が24.7%、女性60代が24.0%という結果となっています。

【glafit調査レポート】特定小型原動機付自転車の認知率は30.2% シェアリング利用時に立ち乗り型キックボードタ…
(画像=「Car Me」より引用)

16歳以上であれば免許不要で誰でも乗ることができるようになった特定原付という事で、10代(16歳以上)と高齢層の認知が高めであり、免許証を取得しようかと思っている若年層と、免許返納を見据える高齢者層が、自分事としてとらえている可能性があります。

シェアリング利用時に電動キックボードと自転車タイプ(着座型)を選べる場合、63.5%が自転車タイプ(着座型)を選択

特定原付を知っていた人に、車両のタイプ別でどちらを借りるか聞いたところ、自転車タイプが63.5%、キックボードタイプが10.8%であった。

Q:キックボードタイプの立ち乗りと自転車タイプの座り乗りタイプの両方が街中でシェアリングで借りられる場合、どちらを選択するか教えて下さい。

【glafit調査レポート】特定小型原動機付自転車の認知率は30.2% シェアリング利用時に立ち乗り型キックボードタ…
(画像=「Car Me」より引用)

特定原付は、一定の満たすべき基準がありますが、形については制約がありません。道交法改正初期は、特定原付=電動キックボードのイメージが強かったですが、一般販売されるものの中に、3輪タイプや4輪タイプ、また着座型の自転車タイプなども多く見かけられるようになりました。

車輪径が小さいため段差の乗り越えが難しく転倒の可能性があるなど、電動キックボードの危険性について取り上げられることがあります。

以下は電動キックボードタイプと自転車タイプを安全面で比較しています。

【glafit調査レポート】特定小型原動機付自転車の認知率は30.2% シェアリング利用時に立ち乗り型キックボードタ…
(画像=「Car Me」より引用)

いずれにせよ、ヘルメットの着用や交通ルールを守り、自分の安全は自分で守らなければなりませんが、車体の選択においても一定の安心感が求められているようです。