・利用しない理由、7.2%が世間から批判的にみられているから
特定原付について認知している人の利用状況は、自身自信で保有が4.2% シェアリング利用が7.5%で、87.6%は利用したことがないという回答でした。
利用したことがない、利用しなくなった人にその理由を聞いたところ、公共交通機関の利用で不便がない37.1%、自動車の利用で不便がない32.1%、自転車の利用で不便がない25.7%と、他の乗り物で不便を感じていないからという理由が上位になりました。一方で、特定原付が危なそうに見える21.6%、世の中的に批判的にみられているから7.2%という回答でした。
電動パーソナルモビリティが身近になってきているとはいえ、まだ新しく認知の進んでいない特定原付については、周囲からの理解が得づらいという気持ちもあるようです。
自動車を運転していて特定原付が危ないと感じたことがあるのは72.6%
自動車を運転していて、特定原付を見かける人は26.2%(定期的+時々)、そのうち72.6%が、危ないと感じたことがある(何回も+時々)という回答でした。
特定原付の普及には、特定原付のシェアリングステーションの増加や手軽に購入できることの他に、走行レーンなどの整備が必要だと感じでいる人が41.8%
特定小型原動機付自転車について認知している人に普及に必要だと感じでいることを聞くと、シェアリングステーションが身近にできる、電動アシスト自転車のように配備台数が増えることなどシェアリングの普及が必要が25.9%、手軽に購入できることが20.1%でした。
また、走行可能なレーンである、自転車専用通行帯が増える、また幅が広がるなど走行レーンなどの整備が必要だと感じでいるが41.8%でした。
Q:特定小型原付が今後普及するために必要だと感じている事を教えてください。
身近に特定原付を利用できる環境のほか、走行レーンなどの環境整備をあげる回答が多数ありました。
特定原付は、基本的に車道の左端の通行と、自転車道や自転車専用通行帯の走行が認められています。国内では自転車道の整備は市街地ではあまり普及しておらず、自転車専用通行帯についても整備が進んでいますが、車道と物理的に境があるわけではなく、あくまでの道路の左端を走ることに変わりがなく、自動車などとの接触等の危険を感じるからなのかもしれません。
一方電動パーソナルモビリティの利用が広がっているフランスやスペインの道路事情を見てみると、自転車やキックボードの走行レーンが確保されています。今後の普及には、こういった道路政策も必要なのかもしれません。
フランスやスペインでは、車道との間に境を設けた形で一定の幅の専用道が整備されており、パーソナルモビリティは専用道をルールを守って走行しているようでした。
【調査概要】
調査期間:2024年3月15日(金)~3月18日(月)
調査方法:インターネット調査(調査機関:GMOリサーチ株式会社)
調査地域:全国
調査対象:16歳以上79歳の男女
サンプル数:3,844人
*本リリースの調査結果をご利用いただく際は、電動パーソナルモビリティの「glafit調べ」と明記ください。