日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 38,720.47円 ▼156.24円
為替 1ドル=157.08円
売買高(東証プライム、以下同) 18億1,020万株
売買代金 3兆9883億47百万円
値上り銘柄数 275銘柄
値下り銘柄数 1,340銘柄
騰落レシオ(25日) 86.87%

市況概況

買い先行となったがほぼ全面安と言っていい状況で軟調

米国ナスダックやS&P500指数が最高値更新となったことなどもあり、先物が高く、本日の日本市場は買い先行となった。

ただ、寄り付きの買いが一巡となると日銀の金融政策決定会合を控えての手仕舞い売りなども見られてじり安となり、ほぼ安値圏で前場の取引を終えた。指数に影響の大きな銘柄の一部が高いだけでほぼ全面安という状況だった。

昼の時間帯も特に買いが見られたわけでもなく、後場に入ると一段と下落しての始まりとなった。さすがに38,800円を割り込んで始まった後は買戻しなども見られて戻り歩調となった。それでも買い急ぐようなこともなく、上値が重いとなると今度は手仕舞い売りも嵩んで再度下値を試す動きとなった。結局最後まで売りが止まらずじり安となり、ほぼ安値引けとなった。

小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものも散見され総じて堅調だった。最後は手仕舞い売りに押されて上げ幅を縮小したが、グロース250指数やグロース株指数は堅調、小幅高だった。先物は最終売買日ということでまとまった売り買いは散発的に見られるものの方向感を出すということでもなく、乗り換え商いなどが中心だった。

米国のFOMC(公開市場委員会)の結果を受けても特に大きく方向感は見られず、保ち合い継続という雰囲気だった。日銀の金融政策決定会合を控え、先物・オプションSQ(特別清算指数)算出を控えての持高調整は見られたものの指数を大きく方向づけるようなこともなかった。

日銀の金融政策決定会合次第ではあるが、金融緩和の終了傾向には変わりないものと思われ、日銀の発表次第では下値模索となるだろう。から売りが積み上がっていないので、日銀のスタンスが現状と変わらないとしても買い材料にはならず、冴えない展開が続くと思う。

テクニカル分析

日経平均

75日移動平均線を上回って始まったもののすぐに下押し、再度25日移動平均線までの下落となった。ここで下げ止まるというよりはまだまだ保ち合いが続き下値模索となるのだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。