「バイマ」を運営するエニグモの2〜4月は最終利益が前期比35%減となる9900万円
(画像=「セブツー」より引用)

「バイマ(BUYMA)」を運営するエニグモは6月17日、2025年1月期の第1四半期決算(2月1日〜4月40日)を発表した。売上高は13億2400万円(前年同期比16.8%減)、営業利益は1億4500万円(同36.9%減)、四半期純利益は9900万円(同34.6%減)と大幅な減収減益だった。

主力事業である「バイマ」は、前年同期比で6.2%増となる約1143万人まで会員数を増やしているが、円安進行による為替の影響と海外でのインフレによる物価上昇の影響を受け、商品の総取扱高は同12.1%減の約125億円で厳しい状況が続いている。

エニグモは2027年1月期に売上高100億円をターゲットとする中期目標を立てており、今年5月には持分法適用関連会社であるMEGURUを連結子会社化している。MEGURUは昭文社ホールディングスからスピンアウトした企業で、アクティビティ予約プラットフォームであるHello Activityを運営している。2023年12月期決算は、売上高は2億6400万円、営業利益は2億6800万円の赤字、当期純利益は2億1400万円の赤字。

MEGURUは、2期連続で最終赤字を計上しているが、エニグモは旅行関連事業を拡大し収益の柱にしていく考えだ。なお、MEGURUは8月1日をもって商号を変更し、BUYMA TRAVELとなる予定。2025年1月期の通期業績予想は、MEGURUを連結子会社化するのに伴い、業績に与える影響は精査中であるため未定としている。