三陽商会がリユース品ブランド「リ・サンヨー」を立ち上げ
(画像=「セブツー」より引用)

三陽商会は、回収した衣料・雑貨のリユース品の販売を6月21日から開始した。三陽商会は衣料品や雑貨の回収活動を3月末から実施しており、回収したアイテムのなかから状態が良好なものを選び、クリーニングやアイロンがけなどを施して、特別な価格で提供する。

三陽商会は、リユース事業のブランド名を「リ・サンヨー(RE: SANYO)」と名付け、独自に設けた基準をクリアした製品だけを「三陽商会認定リユース品」として認定し、資源の循環を目指していく考えだ。

リユース市場は年々拡大しており、2016年あたりから毎年、前年比で2桁増で推移している。フリマアプリなどの定着もあり、小売金額ベースでも1兆円近い規模にまで成長している。三陽商会は回収活動を開始した3月28日からおおよそ2カ月で1万点以上を回収しており、年間点数は5万点を目標に定めている。

また、三陽商会は6月21日に、リユース品の販売1号店である「サンヨーG&Bアウトレット落合店」を出店している。1階でリユース品を販売し、店舗の内装もリユース什器や再生素材のカーペット、卵殻を原料に用いたトルソーや紙製ハンガーなどを採用している。

三陽商会は今後、2店舗でリユース品を展開していき、3年目以降の拡大を視野にさまざまな取り組みを実施していく考えだ。