この記事は2024年8月5日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年8月5日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
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現在の為替相場の傾向や相場観
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、上昇通貨の最上位は円(+4.71%)だった。一方で、下落通貨の最上位は豪ドル(-0.55%)。序列は多少変化しているものの、この3週間の構図は変わらない。
日銀金融政策決定会合では利上げが発表され、その後の植田総裁の会見では追加利上げを否定せず、タカ派だった。FOMCは据え置きだったが内容はハト派だった。ここにきて雇用統計を筆頭に米国の経済指標の急速な減速、悪化が目立ち、市場ではリスク回避の動きが続く。
米ドル/円の週間レンジは7円93銭まで拡大、2022年から長く続いた円売りの急速な巻き戻しが進行している。
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現在の為替相場の戦略やスタンス
先週の多くの経済指標、日米英の金融政策の発表を終え、週初は落ち着きどころを探る展開だろう。
米ドル/円はわずか1カ月で、高値から15円以上の急落を演じており、目先は明らかに売られすぎ。短期底入れの可能性は十分あるが、戻りも限定的だろう。
今週は本日5日(月)のISM非製造業景気指数の発表が重要だが、先週からの流れを受け、下振れとなる結果には要注意。米ドル/円は反発しても精々150円水準、慎重に戻り売りだろう。
今週は米ドル/円で143.50~149.50円、ユーロ/米ドルで1.0800~1.1000ドル、ユーロ/円で156.00~163.00円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート
▽ユーロ/米ドルの日足チャート
▽ユーロ/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。