外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2024年8月5日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼2日(金)の為替相場
(1):豪四半期PPIは伸びが加速
(2):英中銀、追加利下げへの期待をけん制
(3):米雇用、失業率は上昇、雇用者数は減速

▼2日(金)の株・債券・商品市場

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2日(金)の為替相場

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期間:2日(金)午前6時10分~3日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪四半期PPIは伸びが加速

豪4-6月期生産者物価指数(PPI)は前年比+4.8%と1-3月期の+4.3%から伸びが加速した。

(2):英中銀、追加利下げへの期待をけん制

英中銀(BOE)のチーフエコノミストで金融政策委員会(MPC)のメンバーであるピル氏は、インフレ抑制について「進展を見せたもののまだ完了していない」と発言。その上で「ごく近い将来に金利はさらに引き下げられるとは、まだ約束すべきではないだろう」と述べた。

(3):米雇用、失業率は上昇、雇用者数は減速

米7月雇用統計は、非農業部門雇用者数が11.4万人増と市場予想(17.5万人増)を下回り、失業率が4.3%と前月から横ばいの予想(4.1%)に反して上昇。平均時給は前年比+3.6%と予想(+3.7%)を下回り、2021年5月以来の低い伸びにとどまった。これを受けて米2年債利回りが4%台を割り込むなど長期金利が急低下。金利先物は年内残り3回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利が合計100bp超引き下げられるとの見方を織り込む動きとなった。米連邦準備制度理事会(FRB)の9月利下げは25bp(0.25%ポイント)ではなく50bpになるとの見方が広がる中、ドル/円は148.00円を下抜けて急落。その後、146.42円前後まで下値を切り下げて2月2日以来、半年ぶりの安値を付けた。クロス円はストレートドルの上昇を背景に下げ渋る動きも見られたが、その後は弱い雇用統計を受けて米国の景気後退を巡る懸念が高まる中、米国株が下げ幅を拡大したため軟調に推移。豪ドル/円は年初来安値を更新した。

2日(金)の株・債券・商品市場

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