みなさんは様々な業界で黄金世代が存在することをご存知でしょうか?野球であれば88年生まれ、サッカーであれば79年生まれなどスポーツなどには様々な黄金世代があります。なんと車にもその後の国産車の歴史を変えてしまうような国産車黄金世代が存在します!それが今回ご紹介させていただく、1989年に発表&生産開始されたお車になります!豪華な装備や革新的な構造など様々な改革があった車が多いのでぜひ最後までご覧いただけますと幸いです!
車の黄金世代を生み出した時代的背景とは
なんといっても1989年の日本はみなさんがご存知の通りバブル期全盛期となっております。
バブル期とは実態の価値以上の評価(泡の部分)が生じている経済状態で、好景気を一般人が実感し個人資産も増大していた時期を指しております。
時代的に日本社会全体的に勢いがあったとも言えると思います。
そんな時代に生産開始された車はただの移動手段から嗜好品への変化があったように感じます!
黄金世代の車紹介
ここからは、そんな黄金世代に生産開始された車をカババ出品中の車両を交えてご紹介させていただきます。
日産 スカイラインGT-R
まずは、日産から今でも名車と呼ばれ世界中で愛されている「スカイラインGT-R」を販売開始いたしました。
R32型と呼ばれるこちらのお車は、人気のスカイラインシリーズのスポーツモデルで最新のテクノロジーを備えており、エンジンは2.6リッター直列6気筒ツインターボの最高出力280psとなっておりました。
当時はエンジン出力の“自主規制”が行われていたので280psに抑えらていましたが、レース用にチューニングしたものでは最高出力800psを超えることもあり当時のスポーツカーブームに火をつけた一台とも言えるかと思います。
また、駆動方式もATTESA(アテーサ)E-TSと名付けられた電子制御トルクスプリット4WDを採用し、前後輪のトルクを0:100から50:50まで自動的に無段階で変化さることができる最新式の駆動となっております。
日産 フェアレディーZ
次に同じく日産からデートカーとしても人気があったラグジュアリークーペ「フェアレディーZ」が販売開始されました。
Z32型呼ばれるこちらのお車は、当時アメリカンで国内で人気があったTバールーフなどの装備を備えており、専用のシャシーやシーマなどの高級車などで採用されていたVG30エンジンの専用設計となっておりました。
前期型では車載ジャッキ/スペアタイヤがアルミ製であることやチタンキーが採用されるなど当時の日産の勢いと本気度が伺える装備となっております。
フェアレディーZシリーズでは唯一の3連メーターが無い流動的なダッシュパネルデザインやハンドル周りにスイッチなどが集中していることで快適なドライビングが可能になっております。
また、こちらのお車は日本で初めて最高出力280psを出しており、規制の対象になったことでも有名です。
マツダ ユーノスロードスター
マツダからオープン2シーターの名車「ユーノス・ロードスター」が販売開始されました。
ユーノスとは当時マツダが展開していた販売チャンネルとなっており、1.6リッター最大出力120psの4気筒エンジンを搭載しており小回りが効き当時の若い方に大変人気となっておりました。
駆動型式は当時小型車としは珍しい後輪駆動となっており、サスペンションは前後ともにダブルウィッシュボーンを採用されておりボンネットをアルミニウム製にするなど軽量化にもこだわりを感じる一台となっております。
内装はタンカラーのレザーシートとウッドステアリングを組み合わせた、クラシカルな仕様も存在しスポーツ性能だけはなくラグジュアリーにも力を入れていたことが分かります。
ホンダ NSX
ホンダから不朽の名車2シーターのミッドシップスポーツカー「NSX」が発表されました。
NSXとは「New SportsCar X」の頭文字を取ったホンダのスポーツスペシャリティークーペとなっており、エンジンを運転席後方に搭載し後輪を駆動するミッドシップエンジン・リアドライブ方式 (MR) を採用し、市販自動車としては世界初の「オールアルミモノコック・ボディー」を採用した車両となっておりました。
エンジンは、3.0L・V6気筒のC30Aエンジンとなっており弁機構はDOHC VTEC、最高出力は280PSですが工場での産業用ロボットによる流れ作業製作ではなく、エンジンと同様に車両の生産は全て手作業で行っておりました。
北米ではホンダの高級車チャンネルのアキュラブランドから日本名と同じ「NSX」の名前で販売され世界的に人気のお車となっております。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、車の黄金世代とも思われる1989年生産開始&発表されたお車について魅力と性能についてご紹介させていただきました。
またご紹介しきれませんでしたが、この年はトヨタからセルシオなどが生産開始されるなど、バブル期の勢いを感じられる年になっているのかと思います。
わたくし(筆者)は、バブルは経験しておりませんがこの時代を車によって感じられるのは大変幸せだなと感じております。
この記事を書くにあたって個人的に一番面白いなと思った点は、Z32型の初期型に車載されているジャッキとスペアホイールがアルミという点です。
どの点を取っても現代には絶対に再現できないこの時代ならではの車で魅力なのかと感じております!