日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 38,686.31円 ▼14.56円
為替 1ドル=146.34円
売買高(東証プライム、以下同) 15億9,690万株
売買代金 3兆3167億15百万円
値上り銘柄数 1,231銘柄
値下り銘柄数 364銘柄
騰落レシオ(25日) 122.22%

市況概況

為替に振らされて右往左往

米国市場が休場となるなかで夜間取引やGLOBEX市場が堅調で本日の日本市場は堅調な始まりとなった。円安が進むに連れて上値を試す展開となったが、円安が止まり反転したことや39,000円を意識して上値が重くなったことから手仕舞い売りに押されて上げ幅を縮小となった。それでも、銀行株などが買われTOPIXが高く、昨日の終値を意識すると買い戻しも入り日経平均も堅調だった。

昼の時間帯には円高が進んだことから先物が売られ、後場は前場の安値を下回り、昨日の終値を下回っての始まりとなった。

寄り付きの売りが一巡となっても特に買われるでもなく、下値を試す動きになり、38,600円を意識すると買戻しも入るという状況だった。それでも戻りも鈍く、38,700円までも戻らず、戻りの鈍さが嫌気されて方向感に乏しく、最後は買戻しも入り日経平均はマイナスとなったものの後場の高値水準での引けとなった。

小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものなども見られ総じて堅調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅高だった。先物はまとまった売り買いも散発的に見られ、指数を動かす場面もあったが、方向感が出ることもなく、上がれば売られ、下がれば買われるというような目先の需給だけの動きという感じだった。

手掛かり難のなか、為替の動きに連れて右往左往することになった。円安を好感して買われ、円高に振れると売られる状況で今後も為替次第ということになるのだろう。

大きく円安に振れることがなければ39,000円を超えることもないのだろうし、逆に1ドル=145円を割り込むと38,000円割れもあるのだと思う。今後は米国経済指標に反応し、為替がどちらに振れるかなのだが、景況感が良いとドル高=円安、悪いとドル安=円高ということになるのだろう。

テクニカル分析

日経平均

75日移動平均線でサポートされた形ではあるが、上値の重さも確認された。引き続き75日移動平均線にサポートされるかどうかを試す動きなのだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。