この記事は2024年9月9日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「齊藤トモラニ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=CSRRDRGZ/stock.adobe.com)

2024年9月9日(月)の午前10時時点にウインインベストジャパンの齊藤トモラニさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

齊藤トモラニ
ウインインベストジャパンのFXトレーダー兼インストラクター。2006年11月の杉田勝FXセミナー受講生。受講後、FXでの利益が給料を上回るようになる。その後、トレーダー兼講師として活躍。抜群のFXトレードセンスを持ち、セミナー受講生から絶大な評判を得る。「トモラニ」の愛称で親しまれている。

現在の為替相場の傾向や相場観

先週6日(金)の米雇用統計で非農業部門雇用者数は14.2万人と予想を下回った。これを機に米国株は大幅下落、米長期金利は4日続落、ドル指数は反発、米ドル/円は一時141円台に突入している。

6日(金)の米ドル/円は雇用統計で一瞬買われる局面もあったが、結局売られた。60分足チャートを見ると6日(金)の21時の足で144.03円付近の高値をつけ、翌7日(土)の0時の足で141.77円の安値を付けた。米ドル/円の一日の値幅は226pipsと、かなり大きな値幅だった。

タイムサイクル的には9/2~9/11の天井圏が早くも終了して9/10~9/18の底値圏に向かい始めている。エリオット波動的には(週足レベルでは)4波のなかのa波が昨年2/2に終了、上昇b波も7/10に終了、下降c波がスタートしている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は、チャート的にはここから少し反発上昇しそうな形には見える。144.12円付近にあるレジスタンスにて抑えられるかを見ていきたいところ。

上昇したところは底値圏に向かった動きになってくるのかとは思うが、先週6日(金)の安値を下回らず上昇となると底値圏の日程が早く終わったことになる。その場合は、ここから少し上昇タームに入ってくる可能性も考えておきたい。

▽米ドル/円 60分足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。