この記事は2024年11月19日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年11月19日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日18日(月)、植田日銀総裁の発言内容に「12月の利上げを示唆するような言葉か無かった」と解釈し、為替市場は円安に反応。
一方、金利マーケットを見るとむしろJGB(日本国債)の金利は上がっている。金利マーケットの解釈としては「12月の利上げを否定する言葉はなかった」ということだったようだ。よって両者で真逆の解釈となっている。
おそらく12月もしくは1月に、金利は上がることになるだろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
以前は、米大統領選後はトランプトレードで160円を目指す展開を予想していたが、日本当局の為替や金利に対する姿勢が変化してきているため、むしろ円高方向への揺り戻しがあるのではないかと思っている。
しばらくは戻り売りで臨みたい。
▽米ドル/円 日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。