この記事は2025年2月5日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Dilok/stock.adobe.com)

2025年2月5日(水)の午後13時すぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。

現在の為替相場の傾向や相場観

連日トランプ劇場に振らされている。

先週末に「カナダやメキシコ、中国に追加関税の大統領令に署名」との報道から、週明け3日(月)のオープンでは、カナダドル、メキシコペソ、人民元などの2%超えとなる下落を筆頭に、クロス円は大きく窓を開けスタートした。

ただ、同日夜にはメキシコ・カナダへの関税延期が発表され概ね巻き戻し。中国は対米関税と米Googleを独占禁止法の疑いで捜査など報復の動きもみられているが、結局のところ「プロレス」で当面はヘッドラインからの揺り戻しがメインかもしれない。

今週は本日5日(水)に米ADP雇用統計、明後日7日(金)に米雇用統計が控える。

現在の為替相場の戦略やスタンス

トランプヘッドラインに対するマーケットの感度はいずれ鈍くなってくると思われるが、今はこの環境でやっていくしかない。

第一期政権時しかり、足元も一時的に動意づいた後には早々に戻し、目立ってトレンドが出るケースはみられていない。

ヘッドラインから動きがあれば第一感は戻りを狙いたい。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。