主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2025年2月5日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼4日(火)の為替相場
(1):対中関税発効
(2):JOLTS求人件数 予想を大幅に下回る
▼4日(火)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:153円台のサポート維持できるか/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
4日(火)の為替相場
期間:4日(火)午前7時10分~5日(水)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):対中関税発効
米国のトランプ大統領が1日に署名した大統領令による10%の対中追加関税が日本時間14時01分(米東部時間24時01分)をもって発効。同時に署名したカナダとメキシコに対する25%の関税発効は1カ月先送りされたが、対中関税は予定通りに賦課されることになった。これを受けて豪ドル/円が一時60銭あまり急落。ドル/円やクロス円も反落したが一時的だった。なお、中国は即座に対米報復関税を発表。2月10日から約80品目について最大15%の追加関税を発動するとした。ただ、今回の関税の対象は140億ドル相当と比較的小規模なものにとどまった。
(2):JOLTS求人件数 予想を大幅に下回る
米12月JOLTS求人件数は760.0万件と市場予想の800.0万件を下回り、前月(815.6万件)から55.6万人減少。求人が前月比で減少したのは3カ月ぶり。一方、12月の解雇者数は177.1万人と前月から2.9万人減少した。好調を維持してきた米国の労働市場に陰りが見られたとして米長期金利が低下に転じるとドル売りが強まった。
4日(火)の株・債券・商品市場
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