日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 37,644.26円 △140.93円
為替 1ドル=145.83円
売買高(東証プライム、以下同) 22億2,386万株
売買代金 4兆8542億64百万円
値上り銘柄数 1,117銘柄
値下り銘柄数 476銘柄
騰落レシオ(25日) 119.59%

市況概況

米中間の貿易協議進展を好感して買い先行も上値が重い

週末の米国株はまちまちだったが、円安傾向にあることから夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、週末に米中貿易協議の進展が報じられたこともあり、本日の日本市場は買い先行となった。

ただ、特に買い上がる材料でもなく、米国の関税強化の影響も織り込み、逆に関税の影響を過大評価しているのではないかとの見方もあり、上値も重くなった。トランプ大統領の薬価引き下げのコメントも伝わり、医薬品株が指数の足を引っ張り、日経平均は安値引けとなった。

昼の時間帯は関税問題の進展が懸念されたこともあり、上げ幅を縮小し、後場も売り先行となり、寄り付きから下値を試す動きとなった。それでも底堅さが見られたことで買戻しも入り、先週末の終値を回復して堅調な展開となった。その後は方向感も見られず、それでも37,500円台では買戻しも入り堅調な引けとなった。

小型銘柄も全体としては方向感に乏しく、堅調ながらも上値の重い展開となった。グロース250指数やグロース株指数は堅調だった。先物はまとまった売り買いは朝方は散発的に見られたものの、その後はいつものごとく上がれば売り、下がれば買いということで方向感は見られず、指数を大きく動かす場面もなかった。

さらに堅調な展開だが、さすがに上値も重くなっているようだ。37,500円~600円が上値という印象になりつつあり、ここで指数に影響の大きな銘柄に空売りが積み上がればさらに踏み上げられて38,000円まで届くのだろうし、逆に積み上がらなければ上がったものから売られ、売り一巡感が出たものから売られることになるのだろう。

テクニカル分析

日経平均

雲を抜け切れずに「かぶせ線」というような形となった。ここが当面の高値となった感もあり、まずは75日移動平均線にサポートされるのかどうかを試すことになるだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。